「DENIMを育てる」 = 自分で穿き込んで経年変化をさせる
という感覚。
NIHEIがオシャレに目覚めた30年以上前は、今の様にDENIMが、カッコ良く色落ちしている物なんて
まず無かった時代なので、生DENIM(RIGID)を買って来て、まずは、自宅で裏返しをして水洗いし、
生地を縮ませた後、もう一度お店に持って行き、裾丈詰めをしてもらい、穿くのが普通でした。
そこから穿き込んで、穿き込んで、それはそれは、穿き込んで・・・
自分の穿き込んだ味を出したい一心で、DENIMを穿いたまま、汗ダクダクの筋トレは当たり前に、
たまにはDENIMを穿いたまま、寝てみたり、お風呂の湯船に浸かり(勿論ノーパンで)、
軽石で、モモや膝部分を擦り、自分流にリアルな色落ちを、一生懸命作っていた時代でした。
近年では、洗いにせよ、擦りにせよ、ダメージもリペアも、新品でも加工の技術も進み、
カッコ良いDENIMが有るので、生DENIMを穿いて育てるという事をずっとしていなかったのですが、
「DeeTA」のKURTという、ちょい太のDENIMが2年前に復活した事で、
久し振りに「モロ生(RIGID)」を楽しむ感覚を思い出し、洗濯をせず先日まで穿き続けています。
そして、丸2年が立ち、遂に一度も洗濯をしていなかったKURT君を洗濯しました。
そんな大袈裟な、と思うかもしれませんが、DENIMの生の糊付きは、
洗ってしまうと取れてしまうので、この最初の糊付き状態の時にしか、反応の出ないアジ、
経年変化を楽しむのは、貴重な時間だったりします。
※DeeTAの生DENIMは家庭用の洗濯機は勿論、乾燥機でも縮みはほぼ有りませんので、
最初に裾詰めをしたり、穿き込んでからの洗濯でもOKです。
では新品時の糊付き生DENIMの生地がこちら・・・
そして2年の着用後、裏返して洗濯ネットにいれ、洗剤&柔軟剤、そして天日干しした物がこちら。
着画 生
そして、2年着用の洗濯後
糊が取れての生地の毛羽立ち感にプラスして、
職業柄、膝をついてのお客様の裾合わせ時のアタリや、右ポケに常に入っているガラケーの跡。
そして、ヒゲが見て取れます。
自分だけの味を出すという、育てる楽しみ方は、DENIMと革は共通の面白さが有りますね。
最も緩めのシルエットの「KURT(カート)」。
「DeeTA」の王道アイテム「Douglas」の股上が約22センチなのに対して、
こちらは股上を深く+4センチ(26センチ)設定。
3D RIGIDの様に、スピーディーに変化を楽しめる物では無いので、じっくりと育てて行きます。
「NIRVANA」の「KURT COBAIN」をIMAGEしたSTRAIGHTシルエットです。
「KURT COBAIN」といえば「Grunge Rock」の代表BAND「NIRVANA」の
フロントマンとして世界の若者達に多大な影響を与えました。
※グランジ (Grunge) とは、ロック音楽のジャンルの一つで、「汚れた」、「薄汚い」という
意味の形容詞 “Grungy”が名詞化した “Grunge” が語源となっています。
1990年代にヘヴィメタルが席巻していた当時のアメリカの派手なミュージックシーンとは異なり、
アメリカ・シアトルを中心に興った流れで、オルタナティヴ・ロックの一つに位置づけられています。
KURT 加工デザイン違い
鉄板加工 自分で色落ちを楽しむ 3D RIGID TYPE KURT N01 RIGID 3D ¥30.000 + TAX
絶妙な、こなれ感と即戦力の風合いを楽しむ KURT V22 VINTAGE RESPECT ¥40.000 + TAX
も揃っております。
加工の良さを楽しむのは勿論ですが、DENIM本来の経年変化を楽しむ感覚も面白いと思います。
本日も沢山のお客様のご利用、誠に有難う御座いました。
明日29日は水曜日の為、定休日となります。
また明後日からのご利用を心よりお待ちしております。
NIHEI
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