2月27日。
本日は、お袋が天国に旅立って18年目の日。
お線香をあげにと、久しぶりに実家の兄家族と食事に行ってきました。
この間に、兄も自分も家庭を築き、今は、お袋と同じように、「親」になりました。
当時のNIHEIの年は21。
仕事も半人前、行動力も伴わず、自分の主張ばかり言っていた、わがままな若者でした。
もともと幼少期から、母子家庭で育った自分にとっては、「母」を失ったことの心の痛みは、
ここまでの人生の中でも、それ以上の苦痛や、悲しみを超える痛みは有りません。
ただ、それからの人生で出会った、このアパレルという仕事。
そして沢山の人々、仲間達の支えに、本気と勇気を貰い生きています。
世の中には、もっともっと不条理な形で、大切な命を奪われた方も多いことでしょう。
理不尽なことに、苛立ちを感じている方もいる事でしょう。
苦しいのは自分だけではない。
あの時の悲しみを思い出せば、頑張れる。
悲しい経験をしたからこそ、もっと強くなれる、
壁にあたる度に、そう自分に言い聞かせて生きて来ました。
最近になって思う事は、若いうちに、そんな寂しい経験をした人間が、
MERCURYを通じて、こんなに人と出会う仕事をやらせて頂いている事には、きっと意味がある。
そう思うようにもなりました。
あくまで個人的な意見ですが、人生には辛いこと、苦しいこと、嫌なことが多いような気がします。
ですが、その辛さが有るからこそ、
「今、生きていられる事」
その事への感謝も有るのかな、とも思います。
うまく言えませんが、
「人生ムカつくことも多いと思うけど、捨てたものじゃないよ。」
40を間近にしてNIHEIが言いたいことは、そんな事です。
天国で、親父とお袋は息子の姿を見てくれているんだろうな・・・。
孫の成長も見てくれているかな・・・
大好きな緑茶を飲んで、仲良く話しているんだろうな。
息子は、まだまだまだまだ頑張ります。
これからも天国から見守っていて下さい。
達也