「お前なんて居なければ」
「産まなければ良かった」
「わたしの人生を返せ」


そんな罵声が、今も聞こえる。

今、この瞬間に浴びている訳ではないのに
日常生活のあらゆる場面で言葉がぶつかってくる。

私はドライヤーで髪を乾かしているときに、
雑音に混じったように聞こえる事が多い。


多分これはいわゆる“幻聴”と呼ばれるもの。

だけど、“記憶”の一部でもあるもの。


実際に私自身が浴び続けてきた言葉達。
理不尽さを感じながらも、自分が全て悪いせいだ
って思い込んでいた当たり前な言葉達。


私の記憶では、
幼稚園の頃から言われ始めて居た気がするので
これが普通の家庭の教育?と思っていたような
気がします。



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