映画『Most Likely to Succeed』を観に行きました。
「今の学校教育システムは、軍隊や工場で活躍できる人材を育てるために、100年以上前に作られたもの。」
このフレーズは教育に関心のある方なら耳にしたことがあるかもしれません。
私には?????
我が子達が通っている学校を否定された感じもしてモヤッと。。。
この映画は
「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマのドキュメンタリー映画。
カリフォルニア州サンディエゴにあるHigh Tech Highという、先進的な教育を行っている学校の紹介とあわせて、多くの有識者や教育関係者への取材を重ねて作られました。」
映画を教えてくれた妹は、決して今の学校を否定しているわけではなく、
次男が学校に復帰できることを応援してくれてもいます。
でも、こんな世界もあるよ〜
興味深い内容だったから観てみて。と。
自主上映会ということで、映画館で上映されるものではなく。
ダメ元で調べてみると
近いうちに京都の大学で上映会が開催されるとのこと!
これはとりあえず観てみようと家族でgo!
映画は日本語字幕のため
娘は途中から気が逸れていましたが、、、
なんとか最後まで観ることが出来ました。
この学校は公立校であり学費は無料。
生徒は希望者の中から抽選で選ばれているため
多様性が高く、貧困層の子供も多くいます。
⭐︎内向的な女の子が演劇の監督となりリーダーシップを身に付けていく姿。
⭐︎作品発表会で披露するからくり時計の制作に熱中する男の子。
この2人を中心に映画は展開されていきます。
からくり時計はグループで取り組むのですが
次々とアイデアが出てきてその都度計画を変更する男の子や、
期限に間に合うのかが気がかりな子も出てきます。
大人が見れば、それ、やめといたら?
とつい声を掛けたくなるような場面でも見守ります。
先生の覚悟を感じます。
グループで取り組み成功すると喜びも倍増です。
失敗した時は、リーダーシップを取っていた子は特に落ち込むでしょう。
そして自分の判断から学ぶことも大きいはずです。
一方で
そこには一緒に取り組んできた他の子もいる訳です。
疑問に思ったこと
自分の意見を言わなかったこと、言えなかったこと
色んな気持ちがあると思うのです。
失敗=減点
ではなく、成長。
その後どう行動するか。
挑戦する機会が多ければ多いほど、自分の気持ちの気付きを次の挑戦や行動に繋げていけるんだろうなぁ。
映画を見終わってからもそれぞれの気持ちに思いを馳せていました。
*好きなことを見つけ、それに熱中することができる
*失敗をマイナス要素と捉えずに沢山の挑戦できる環境
*自主的な学びの大切さ
他者と比べるのではなく
まずは自分が何を考え、何を感じたのか。
そして他者の意見を聞く力、姿勢ができて
柔軟な考え方が身につくのではないかと感じました。
上映後グループディスカッションの時間が設けられているのですが、
子供の限界がきて断念。
ディスカッションすることで、より深く考え知ることが出来ると思います。
1年以上前に観た映画を思い出してみましたが、
今もう一度観るとまた違う気付きがありそうです。
また観たいなぁ。。。
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