NPO安房文化遺産フォーラム の愛沢伸雄代表の
次女で、昨年夏に亡くなられた愛沢綾子さんの回顧展に行ってきました。
綾子さんは、20歳で統合失調症を発症し、
大学を中退して自宅に戻って、ご家族のもとで療養しました。
幼い頃から画家になりたいと言っていた綾子さんは、
療養生活のなかで、絵を描き、NPO活動へも参加をしていました。
頭の中で電波が飛ぶとか、声がするとか、
希死念慮など、さまざまな発作に苦しみながら、
精一杯生き、24歳で天に召されました。
生と死のはざま。
苦しみのなかで見出した喜び。
彼女が描き残した絵のなかに、
そんな叫びがこめられているようです。
今も、絵を通じて、多くの人にメッセージを送っている綾子さん。
新聞を見て、遠くからも多くの人がかけつけ、
絵から勇気と感動をもらっていました。