野良猫に餌 | 誰もが心に日の丸を

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英霊を顕彰しよう。私達も、祖国を守ろう。

日本は一家。日本人は皆、兄弟。
一刻も早く、拉致被害者全員を取り戻そう。
さあ、新憲法を制定しよう。
前文、9条を潰そう。
日本を 名目上から、実際の独立国へ。
『戦後』に負け続ける祖国を 私達が止めよう。

 

 

 下矢印下矢印下矢印 BGM を聞きながら。下矢印下矢印下矢印

 

 

 

 ある日、住処の周辺に、以下の看板が張り出される。

 

 

看板

 

 

 

ふん・尿

 

 

 ふん・尿の後始末は、ともかく、野良猫に餌やりまで、規制されちゃうんだ ……

 善悪を超えて、住みにくい代だ。

 ただ、実際、これで、どうなっちゃうのか、この時点では、分かりませんでした。

 

 

ツツジ

 

 

 それが、週に一度の食材の買い出しから戻ると、いつも暗闇で野良猫に餌やりしてるオバさんが、居ない。

 もう、確実に、見なくなりました。

 まだ、野良猫は待ってますが、その頭数は減りました。

 

 

 

 

 そうか。早くも来たか。より、ダッセー代が。

 

 

 

 

 ガス抜きは『とりあえずビール!』のみ。

 

 

木目

 

 

 私の勝手な印象でしかないが、看板のみで自主規制するとは考え難い。

 誰かしら迫ったのだろう。

 ルール大好き日本人の、二番目の弱者が、一番の弱者に。

 気分の悪い妄想が膨らむ。

 正直に感じるまま言えば、どうかしてる。

 よくぞ、まあ、野良猫に餌やりしてるオバさん等の楽しみを奪えるな。

 他の方も、やられたのだろうか。

 どうせなら、いっその事、夜の街の飲み屋から出て来て、四人以上で集まってるのを取り締まったら、どうだ。

 その方が、私には、社会としても人の道としても、より健全に思えますが。

 

 

 

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