認知症の予防に一番効果的なのは、働くことだというのが医学界の常識だそうだ。たしかにそうかもしれない。よく聞く話で、サラリーマン時代に猛烈に働いた人ほど、定年退職して認知症の発症率が高いらしい。ずっと忙しくしていたのが、定年退職で、いきなり何もすることがなくなるというのはつらい。機転を利かせて、自分で商売を始めれば良さそうなものだが、特に男の場合、ずっとサラリーマンをやっていると、思考回路からして不器用になってしまうことが多い。起業するのに年齢はさほど関係ないにせよ、サラリーマン時代に会社でどういう働き方をしていたかによって、自分で商売を始めるのに適しているかがかなり変わってくる。大企業にいて、年功序列だけで偉くなったような人だと自分で商売するのは苦しい。サラリーマンでも、中小企業なんかで、社内の何でも屋みたいな人の方が商売人に向いている。商売に必要なスキルがすでに磨かれているからだ。