私は、いわゆる推し活をしたことがないと思っていた。
アイドルや音楽、キャラクター。
そういうものではない気がしていた。
そこで、少し考えてみた。
熱狂とまではいかなくても、
自分の推しは何だろうと。
私は、知らないことを知るのが好きだ。
そして、知っていることを惜しみなく
話してくれる人が好きだ。

人は、自分の興味のあることを肯定されると、
それが生きる力になることがある。

だから、
惜しみなく聞くし、惜しみなく応える。
そのときの笑顔を見るのが、好きだ。
先日、木を愛する木工職人たちに会った。
彼らは、木のことを惜しみなく話してくれた。
私はたくさんのことを知らなかった。
でも、話を聞くたびに、
少しずつ増えていくものがあった。
私の推しは、知っていることを惜しみなく分けてくれる人と、それを話すときの顔。
これも推し活と呼ぶなら、
私はずっと前から、
至らない私が推し活をしていたのかもしれない。