画像引用元:eiga.com

 

 

◼️監督:森井勇佑

◼️原作:今村夏子『こちらあみ子』

◼️出演:大沢一菜

    井浦新

    尾野真千子

◼️2022年 日本 104分

 

 

 

 

 

芥川賞作家・今村夏子が2010年に発表したデビュー小説を映画化。

広島で暮らす小学5年生のあみ子。

少し風変わりな彼女は、家族を優しく見守る父と、

書道教室の先生でお腹に赤ちゃんがいる母、一緒に登下校してくれる兄、

憧れの存在である同級生の男の子のり君ら、多くの人たちに囲まれて元気に過ごしていた。

そんな彼女のあまりにも純粋で素直な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていく。

大森立嗣監督作などで助監督を務めてきた森井勇佑が長編監督デビューを果たし、

あみ子の無垢な視線から見える世界をオリジナルシーンを盛り込みながら鮮やかに描き出す。

主人公・あみ子役にはオーディションで選ばれた新星・大沢一菜が抜てきされ、

井浦新と尾野真千子があみ子の両親を演じる。

引用元:eiga.com 

 

 

あみ子視点とあみ子時間〜🕐

 

 

あみ子の視点で描かれる世界。

あみ子のペースで流れていく時間。

 

映画の中であみ子の世界観を感じることができる素晴らしい作品だと思います〜

 

森井勇佑監督の長編デビュー作品ということですが、

デビュー作なのにすごい〜✨

 

 

広島という寛容な地域で、割と自由に育っているあみ子。

 

あみ子の見えている世界は、人と違ったりする。

お母さん全体を捉えきれず、お母さん=ほくろと捉えている。

 

 

ところが、その母親の流産を機に、家族が激変する。

 

その悲しさを抑うつとして捉えきれず、

お化けファンタジーの中で悲しみを乗り越えようとするあみ子。

 

歴代の校長先生や音楽の偉人の遺影がお化けとして登場。

あみ子の精神が壊れないようにみんなで支えてくれる。

 

余談ですが、歴代の校長先生の遺影は、私も小学生の頃怖かったの覚えている、笑

一人では、校長室に入れないと思っていた、笑

 

 

最後の海のシーン。

 

あみ子の背中は悲しそう。

お化けたちに健気に「大丈夫!」と言うシーンは涙が出そうになった〜

 

 

普段、中高生や大学生(もちろん大人も)を診ている私としては、違和感なく見れたし、

風変わりと言われているあみ子がむしろ微笑ましかったです〜

 

 

 

 

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