60年の人生で私は、
成功は「運」次第だ

という結論に達しました。

そして、調べてみると、
そのことは科学的にも証明されている
ことがわかったのです。

今回は、運を科学してみます。

これを２０代のときに知っていれば、

こんなに不遇な20〜30代を送らずに済んだ
のにと思います。

あなたの参考になりましたら喜びです。

成功はたくさんの運と少しの才能でできている

2022年のイグノーベル賞を受賞した研究です。

コンピューター上に
人（黒）、幸運な出来事（緑）、不幸な出来事（赤）を配置します。

人の数は、人の能力値の分布と同様、
正規分布するように数を調整します。

これらをアトランダムに動かします。

幸運な出来事に交差したとき
その人の能力値に合わせて
資産が２倍になり、

不幸な出来事に交差すると、
能力値に関係なく
資産が半減する

という設定にします。

どうなったと思いますか？

能力値に応じて
資産が増えるのだから、
能力の高い人ほど成功する
に決まってるでしょ。

そう思いますよね。

でも、そうはならないんです。

偏差値55-60の人が最も成功したのです。

つまり、平均（偏差値50）より
少しだけ能力が高い人です。

しかも、上位２０％の人が、
全体の８０％の資産を保有する。

という、まさに現実の世界と同じ
貧富の格差が生まれたのです。

そして、これがこの研究で
僕が最も納得した部分。

16％の人は、不幸な出来事にも

幸運な出来事にも遭遇していない。

いわゆる平凡な人生を送ります。

ところが、40％の人は不幸か幸運か、

どちらかの出来事にしか遭遇していない
のです。

運がいい人、悪い人
というのは実在することが
科学的に立証されたわけです。

いやいや、これはあくまで
コンピューターシミュレーションであって
現実とは異なるでしょ。

はい、そのとおりだと思います。

現実は、能力が高い人にとってさらに残酷です。

出世は上司しだい

野村證券が

「支社長まで出世する人材の共通点」
を外部コンサルに調査依頼しました。

入社して最初についた上司が優秀

であることが共通点であることがわかりました。

この調査では、優秀な人材を得るためには、
採用費に金をかけるより教育に金をかけるべきという結論にまとめられていますが、それってキレイ事ですよね。

上司が教育の仕方が優秀だったから、
出世したのではないです。

上司が優秀だと、その部署全体が会社からも高く評価されるので、昇進の割当も多くなる。

その上司に気に入られれば、
上司が出世したときに一緒に上に引っ張ってもらえる。
だから出世するのです。

大企業では、上司が失脚したため自分も左遷させられた。

なんて話をよく聞きますよね。

会社は選べても上司までは選べません。

親ガチャならぬ上司ガチャですね。

つまり、出世も運なんです。

人は自分よりはるかに優れている人を正当に評価できない

人は、自分よりはるかに優れている人のことを正当に評価できません。

IQの高い人は、
周囲から理解されずに社会では苦しむ

という話を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

社会での成功は100％他者評価で決まりますから。

上司が自分より優秀でないと
正当に評価してもらえません。

偏差値40-60の中に、約７割の人が入ります。
ですから、商品やサービスは、

この７割のいわば凡人たちを対象に

作らなければ大きな売上をあげられません。

セミナー業界でいうと、

これら一般大衆の人たちを顧客にするために
・誰でも簡単に

・たったひとつの方法で

・わずか３ヶ月で

といったコピーで引っ掛けるのです。

そして、顧客満足度を上げるために

（知性の高くない人にも暗記できるように）

内容を少なく薄くしていきます。

そうやって、中身のない
振興宗教団体のような
セミナーが乱立していくのです。

多くの人が暗記と理解の違い
がわかっていません。

暗記とは、英単語を覚えるような、
いわゆる丸暗記です。
情報量が多いと暗記できないので、
情報量が少ないほうが簡単に感じるわけです。

それに対して、
「これは、こういう仕組みで上手くいくんだな」
「これとこれをくっつければ、便利だよね」
というのが理解するということです。

つまり、理解するとは、
情報と情報を結びつけて、
新しい知恵を生み出すことです。

情報量が多くないと、
情報と情報を結び付けられない。
だから、理解するには、
情報量が必要不可欠なんです。

それがわかるのは、おそらく
知性レベルが上位15％以上の人です。

僕はあえて、そういったレベルの高い人たちを対象に講座やカウンセリングをしています。

そういう人たちがお客さんになってくださるように
情報を発信しています。

なぜなら、僕が
お役に立ちたいのは
幸せになってもらいたいのは

昔の僕のように、

会社のため親のためと

自分を犠牲にしていたため

才能もあって努力もしているのに
今まで報われてこなかった人たち。

そして、そういった人たちが
幸せを広げていくことができる
と信じているからです。

親のため、会社のためにと

自分を犠牲にしてまで頑張れる人は
精神性も高いです。

精神性の高さとは、
自己実現の先にある「自己超越欲求」です。

簡単に言えば
「他者の成長と幸せのために何かをしたい」

という欲求です。

それが自己犠牲という形で出てしまうと
心身を病んでしまいます。

そういう人たちに

「自分が幸せになることで、
その幸せを周囲に広げていきたい」

という本来の願いに気づいてもらいたい。

だから、あえて僕は

お客さんがあまり集まらないことを承知で、

・知性の高い人

・精神性の高い人

を対象とした講座やカウンセリングをしています。

『問題解決セラピスト養成講座』

2024年9月から新しくなります。

より、僕が一緒に幸せを広げていきたい
と願っている人たちの
お役に立つものにしていきます。

6月に詳細と日程をブログやメルマガでお知らせします。

しばらくお待ち下さい。

次回は「運を上げる方法」についてです。

長財布に一万円札をいっぱいいれる。

なんてのじゃないですよ。

ちゃんと科学的根拠があるものです。

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