昭和のTVドラマによくあったシーン。
初老の男が酒場で管を巻いている。

「俺は何の取り柄もない人間だ。
けどな、人様に迷惑をかけたことは
ただの一度もないんだ。
それが、俺の唯一の自慢よ」


高度経済成長期。
上京する息子に母親が言いました。

 

「くれぐれも身体だけは大事にね。
それと、人様に迷惑をかけること
だけは、しちゃいけないよ」


それが今や
「迷惑かけてもいい」
が大手を振っています。

あるセミナーでは、
迷惑をかけてもいいということを
実践するため、
ファミレスで食い散らかすことを
やってみるように課題を出したそうです。

おかしいだろ!


どうやら、この人たちは、
「迷惑をかける」と
「世話になる」
を混同している
ようです。


「世話になる」とは、
人の援助を受けること。

それに対して

「迷惑をかける」は、
自分勝手に振舞って、

相手に負担を強いること。


負担を相手に強いるのが迷惑。
自分にできないことを

助けてもらうのが、世話になる。

この違いは大きいです。


私たちは、生まれてから死ぬまで、
いや死んでからも
誰かの世話になっています。

赤ちゃんが親の世話になる。
老人が介護を受ける。
困ったときに友人に助けてもらうetc…

世話になるのは、仕方ないこと。
人はもちつもたれつです。

 



それに対して、
迷惑をかけるというのは、
相手の気持ちを考えずに、
自分勝手に振舞って、

意図的に
相手に負担を強いたり、
損害を与えたり、
不快な思いをさせることです。

 


前述のファミレスでの行為は、
明らかに迷惑をかけるの方ですよね。

これを許してしまったら、
東日本大震災で配給の列に
争うことなく整然と並び
海外から絶賛された
日本人の美徳を失うことになります。



人は誰かの世話にならずには、
生きていけません。
死ぬこともできません。

けれど迷惑はかけずに
生きること、死ぬことはできます。



「でも、迷惑をかけると、
世話になるの違いが、
今一つ分からないよ」


そう思われる方に、目安をお伝えします。

自分が同じことをされたら、
不快に思うかどうか?

 

不快に思うのなら迷惑です。

かの行為を課題として出した講師に問う。
「あんた同じことされたら、どう思う?」

 

それと、負担を相手に強要していれば迷惑
するしないを相手の意志に委ねている

のなら、世話になる


困ったときは、
誰かの世話になってもいい。
だけど、迷惑はかけないようにしよう。


日本人の古き良き美徳を
大切にしたいものです。
 

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