若き頃の○○様は、大型トラックの長距離ドライバーとして　ハンドルを握り、物流を支えるお一人として懸命に精勤していらっしゃいましたが、ご長男誕生を機に　不規則で長距離というリスクを伴う仕事を退かれ、会社員としてフォークリフトを使っての業務など　ご定年まで勤めあげられました。

その当時　○○さまは、プロドライバーとしての誇りと矜持をお持ちだったのでしょう。まだ子供だったご長男に「自分は大型二種免許を持っており、事故は絶対起こさない。どんな時も安全運転なんだ」と誇らしげに　おっしゃっていらしたというエピソードを伺いました。

その後も、病院での患者さん送迎もされておりましたが、会社の女性スタッフの送迎の業務に携わられました。いつも乗車するスタッフから「○○ちゃん」の愛称で呼ばれ、傘の修理をお願いすれば、部品を購入し修理してくださったりと、スタッフにとっては　器用で頼りになり、いつも優しく見守ってくださる「お爺ちゃん」のような存在でいらしたのかもしれません。そして見事７５歳まで現役を貫かれ　家庭を支え続けられました。

プロのドライバーであり、慕われお爺ちゃんのような存在だった故人様