久しぶりに更新します。
再発もなく5年が経過しました!
先日の診察で、放射線科は卒業となり、耳鼻科は「急に来なくていいというのも心配でしょうから」としばらくは半年ごとのMRIを継続することに。

5年経過した今の身体の状態をまとめます。
後遺症を並べるとこんなにも!?という感じがするかもしれませんが、そんなでもありません。
日々愚痴ってはいますが、落ち込んではいない、というレベルだと思っていただければ(笑)

それでも放射線科でいつも「こうやって生きているんだから他のことはまあいいじゃないか」と言われると、心の中で「後遺症のことを忘れているのは眠っているときだけなんですけどー!」とツッコんでいたのも事実です。

まずは声!なんといっても声!
もどかしいっ!!

最初の1年のガラガラおじさん声(周波数的に男性と言われた)を思えば、かなり元通り。

でも声を生業にしている私からすると、もどかしさいっぱいです。
 

過去の声のことを書いたときのブログ

 

 

 

現在の声についてまとめ

【声量】

声量は全体的に落ちました。
単純に力を入れて力技で大声を出したときに、音が安定しない。
何か引っかかっている感じ。その状態で更に力を入れると声がひっくり返ったり。
高音になればなるほど。。。
以前は、喉が痛いだけでこういうことはなかった。

まあ、朗読でそんな大きな声は使わないんですが、歌の練習では大きなストレス!
(まだ歌うライブに復帰は出来ていません。キーなど調整して練習中)

【音域】

≪この辺はマシだな≫
・朗読で一番使う中音域(女性で言うところの下のミ~真ん中のファ)は以前に近い

≪悲しいのはここ≫
・少し高音(真ん中のソ~上のド)を、気軽に地声では出せなくなりました。
 何も考えずに大きい声を出すと、声が震えます。
 支えられなくなったというか、、、
 対処法は半分裏声を混ぜつつ響きでカバーするミックスボイス系に変更。
 同じ声は出ないけど、近いニュアンスを作ることで修正中。

≪これはいいこと、なのか!?≫
・高い裏声(上のレ~ファ)は出しやすくなりました(笑)
 カメラで見る喉の奥は5年経っても放射線の影響でむくんでいます。
 単に感覚的なことですが、むくんでいるせいで高い音が出やすい感じがする(笑)
 細く音の通り道を作りやすいというか???

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放射線治療の後遺症は一生続きます。
病院では鼻の奥から喉のあたりをよくカメラでチェックしますが、炎症が常態化しています。
むくみ(腫れ)、痰のようなものが張り付いている。
こういったむくみがあるなら口内の空間の形はもちろん以前と違います。

また放射線により、粘膜の炎症だけでなく、筋肉にも炎症があります。
声帯まわりの筋肉に放射線が当たっているので、筋肉にも色々と変化が起こっているでしょう。
(*晩期後遺症による筋肉の線維化、リンパ浮腫など。傷跡の皮膚や筋肉が硬くなる感じ?)

5年経過し、なんだか自分のキャラじゃないニュアンスの声になっているように思う音もありますが、まあ、新しい自分の声との出会いということで(笑)

声のことをざっくり書いたつもりですが、まあまあ長くなったので、そのほかのことは次のブログで!