どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。フィリピの信徒への手紙 4:6 新共同訳https://bible.com/bible/1819/php.4.6.新共同訳
初任地の教会は、毎年5月の第4主日に墓前礼拝をします。今日は本当にいい天気。汗ばむ陽気になりました。
そこで読まれた聖書の言葉は
有名なイエスさまの「山上の説教」
心の貧しい人は、幸いである。
心の貧しい人というのは、常に神さまの言葉と愛に餓え渇いている人。御言葉がすんなり入ってきて、それを受け入れることができる人です。
今日の聖書、フィリピの信徒への手紙の言葉。何事も思い煩わず、感謝をもって祈りと願いをささげて神さまに心のうちを打ち明けなさいとあります。
それは「○○になれますように」とか「○○がほしい」というような願いというよりは、もっと根源的な祈りであり願いであるはずです。
そうすれば、目に見えるご利益があるとは、パウロは一言も書いてないからです。
「そうすれば、人知を超えたあらゆる平和が、キリスト・イエスにあってあなたがたの心と考えとを守るでしょう」。
神さまの愛に守られて、自分でもびっくりするくらいに安らいだ気持ちになれる瞬間を体感することができる、これ以上の幸いがほかにあるだろうかと信仰者は脈々と語り伝えてきました。自分をより上の立場に置こうとする思いや私利私欲に囚われていては、決して訪れることのない平和に守られ満たされることこそが、真の幸いであるといえるでしょう。