増配株を毎年買っていけばどうなる?配当が加速する仕組み

増配株を毎年コツコツ買い続けると、時間が経つほど配当金が増えやすくなっていきます。
増配株とは、企業が毎年のように1株あたりの配当金を増やしている株のことです。普通の高配当株との大きな違いは、「保有しているだけでも配当金が増えていく可能性がある」という点です。
たとえば、年間配当10万円を受け取っている株があり、その企業の増配率が毎年10%だったとします。
追加投資をしなくても、
1年後は約11万円
2年後は約12.1万円
3年後は約13.3万円
というように、企業が増配を続ければ受取配当も増えていきます。
ここに「毎年新しく増配株を買う」という行動を加えると、さらに強力になります。
たとえば毎年100万円分の増配株を買うとします。
すると配当金が増える理由は2つあります。
一つ目は、新しく購入した株から配当金が入ってくること。
二つ目は、すでに持っている株が増配することです。
つまり、
「追加投資による配当増加」
+
「企業の増配による配当増加」
という二つの力が同時に働くことになります。
さらに、受け取った配当金を使わずに再投資すると、もう一つの力が加わります。
「配当金で株を買う」
↓
「買った株から配当が出る」
↓
「その配当でさらに株を買う」
という複利の仕組みです。
最初の数年間は、それほど大きな変化を感じないかもしれません。
年間配当が10万円から12万円、15万円、20万円と増えていく段階では、「こんなものか」と思うこともあります。
しかし、保有株数が増えてくると状況が変わります。
たとえば年間配当50万円になり、平均増配率が10%なら、増配だけでも翌年は単純計算で約5万円増えることになります。
年間配当100万円なら約10万円。
年間配当200万円なら約20万円です。
ここに毎年の追加投資による配当増加まで加わります。
つまり、資産が大きくなるほど「自分のお金が働いて増やしてくれる金額」も大きくなっていくのです。
これが増配株投資の面白さです。
ただし、すべての企業が永久に増配するわけではありません。
業績悪化によって増配が止まったり、減配されたりすることもあります。
そのため、単純に増配率が高い企業だけを見るのではなく、
利益が成長しているか、
配当性向が高すぎないか、
キャッシュフローが安定しているか、
無理な増配をしていないか、
といった部分も重要です。
増配株投資は、一気に資産を2倍、3倍にする投資方法ではありません。
しかし、
「毎年買う」
「増配を受け取る」
「配当を再投資する」
この3つを10年、20年と続けることで、配当金が配当金を生む状態に近づいていきます。
最初は自分が資産を育てます。
しかし、ある程度まで育つと、今度は資産そのものが資産を育て始めます。
