台湾の三文堂筆業有限公司の製造販売するブランドTWSBIからの一本です。この2〜3年で一気に取り扱い店舗も増えて、手に取り易くなったブランドですね。
また、ミニという名前の通り短めの万年筆です。ダイアモンドというのはボディーにダイアモンドのようなカットが入っており、光が美しく拡散して見栄えがするようになっています。
ここ数年で趣味の文具箱や様々な方のブログでも取り上げられるようになったTWSBIの万年筆ですが、大きな特徴として①透明軸が多い②吸引方式が基本ピストン式③工具が付属していて自分で分解できる④ステールペン先といったところでしょうか。吸引方式に関しては小生の知る限りではカートリッジやコンバーターを使用するものはなく、ボディー内に直接吸引するものばかりです。こうしたこだわりは電子部品などの生産大国になった台湾の誇りのようなものを感じます。また、製品の造りもしっかりしており、工業製品に関しては台湾の物作りのレベルは日本のそれに匹敵するか既に凌いでいるのではないかと感じます。実際シャープなどの電機大手もすでに台湾資本の傘下ですしね。
小生の購入した物のペン先は1.1mmのスタブです。ペンポイントが付いておらず先端が平らになっている為、横線は細く縦線が太いパソコンのフォントのような時が書けます。但し、1.1mmなので本格的にカリグラフィーをするには少し迫力が足りないかなという気はします。
小生はセーラーの金木犀という明るいオレンジ色のインクを吸わせて、ラインマーカー兼注釈用に使用したり、見出しの文字を書いたりするのに使用しています。そうした役割はこの万年筆の1/100程度の値段の蛍光ペンでも十分事足りるのですが、そこにこうした万年筆を使っている時点で、もうヤバイ人ですね。はい。
元々は、スタブのペン先から生まれるカリグラフィー風の文字に惹かれて候補を探す中で、透明軸でしかも1万円以下でピストン吸引式を採用しており、自分で分解する工具も付いているということでこちらを選びました。カリグラフィーをメインに考えるとパイロットのパラレルペンという比較的お手軽なペンもあったのですが、まぁどうせやっても三日坊主だと思いましたし、話題の台湾万年筆を使ってみたいという興味もあり最終的にこちらに落ち着きました。
使用感としては、ボディーは短いながらも軸径が太めなので握り易くなっています。また、ボディーのダイアモンドカットも良い具合に握りやすさを高めています。小生はキャップを尻軸につけないで使うことも多いのですが、尻軸にポスティングして使う際には、尻軸にネジ山が切ってあるのでキャップをしっかりと固定出来ます。こうした部分の使い勝手の良さも製品としてよく考えられているなと思います。
1.1mmのスタブのペン先はスチールということもあり、書き心地については特筆すべきものはありませんがインクフローも良くストレスは全く感じません。
全体を通じての感想としては、機構、作り、ペンとしての性能、デザイン、価格が高いレベルでまとまっている良くできた工業製品としての万年筆です。日本メーカーに感じる強烈なこだわりや浪漫のようなものは感じませんが、スタイリッシュで学生の方も含めて普段使いにガシガシ活躍する良品だと思います。おそるべし台湾。






