昨日、修行先の「麺肴ひづき」の15周年で、兄弟子の田村さんと一緒に間借りして限定のラーメンを創ってきました。

師匠にも厨房には立ってもらい、お会計のときにお客様に「15周年おめでとうございます」と言っていただける環境にはしようと思っていました。

ですが、僕と兄弟子さんもいつもとステージが違う中、思いのほか営業開始前から行列ができ、2人ではまったく回らなくて、結局師匠にも全力で仕事していただくことになってしまいました。笑

すみませんでした。お陰様でなんとか完売まで走り切ることができました。

たくさんのお客様がお祝いの言葉や差し入れの品をくださり、本当に愛されている店やなぁとジンジン感じました。

僕のことを覚えてくださっている方々もたくさんいてくださりました。本当に嬉しかったです。

8年振りにあの厨房に立ちました。

いつも雁木ではトップの立ち位置ですが、ひづきの厨房に立った途端、一番下っぱのあの空気感を思い出せまして、ウキウキフワフワしながら楽しく仕事できました。

僕はやっぱりトップよりも下っぱの気質だと改めて実感しました。

やりやすかったです。

さて、皆さまが気になるのはそこでご提供したラーメンですよね。

こちらです。

【15周年記念地鶏潮中華そば】

阿波尾鶏の胴ガラと比内地鶏の丸鶏を惜しみなく使用し、香味野菜も大量に使用した厚み爆発の原価無視ラーメンです。

具材は低温調理の豚ロース、低温調理の鶏胸肉、海老入り鶏ワンタン、豚ワンタン、小松菜、穂先メンマ、九条葱。

豪華。

麺は多加水の真空麺。麺の香りがほとんどしないため、厚い清湯スープを存分に楽しんでいただけるスタイル。

むちゃくちゃ美味かったです。。

そして、サイドメニュー。

【豚フレーク飯】

これ、完全に兄弟子さん作なのですが、軽くカルチャーショックを受けました。

レアチャーシューをすりおろすという聞いたことも見たこともアイデアが浮かぶはずもない、斬新な発想。

こちらに、辛さ控えめの山葵を専用の甘さ強めの醤油ダレに溶かし、かけてお召し上がりいただく。

食べた感覚、ネギトロ丼です。

酔ってたらチャーシューなのか鮪なのか分からないレベルでネギトロ丼。

めちゃくちゃ美味かったです。ほんまに。

でもチャーシューすりおろすのが地獄のようにキツイ仕込みでしたので、雁木でご提供することはありません。笑

一緒に創らせていただいたのにアレですが、贅沢なメニューすぎてお客さんとして食べに来たかった気持ちもあります。

久しぶりに麺上げではなくホール業務に就いたので、とても楽しかったです。

刺激を受けれたし、それだけではなく刺激を共有できたと思います。そんな一日でした。

皆さん変わらなくお元気そうで何よりです。

お越しいただいた方々、本当にありがとうございました。

今日帰りますが、帰る前にも一応抗原検査を行っておきました。

無事陰性でした！

京都に帰ってからも、念のためもう一度検査を行い、陰性でしたら明日から営業を再開します。

よろしくお願いします。