大学院不登校になるまでの経緯①を紹介します。

〜大学学部時代〜

高校卒業後、私は行きたかった大学に行くことが出来ませんでした。

「あなたの学力じゃ、無理」

と親に言われ、自分の中の第1志望であった大学は、高校3年生の4月の時点で志望校から外されてしまったのです。

つまり、逆を言えば、受かりそうなところを最初から狙って受けたということ。

この時点で私は、他の必死に受験勉強を頑張っていた友人にコンプレックスを抱いていました。

大学入学後は、想像通りつまらない大学生活に嫌気がさしていました。

勉強も真面目に取り組まず、テストは先輩からもらった過去問を使って適当に乗り越えていました。

それでも、自分は勉強自体が嫌いな訳ではなく、自分の興味がある勉強なら自分でも真面目に取り組めると信じていました。

そんなこんなで時は過ぎ、大学3年生になりました。

自分の学科は、就職4割、院進6割程度の学科で、外部進学する人は少ない学科でした。

勉強に興味がなかった私は、流されるように就職活動をしてみましたが、やはり就職も興味があるところが見つからず。

そんな中で、ようやくやりたい勉強が見つかったのです。

それが今の研究室で行われている研究でした。

やりたい勉強が見つかった私は、無敵でした。

当時履修していなかった科目までもを含め、ほぼ独学で院試に挑みました。

もちろんそんな人は周りを見渡してもなかなかいません。

思えばこの頃から孤独と言えば孤独だったのかもしれません。

しかし、この頃は、今とは異なり、孤独感は感じていませんでした。勉強にも集中できる環境があり、何より1日3食しっかり食べ、よく眠れる環境があったので。

院試直前に10時間勉強、も苦ではありませんでした。

晴れて合格した私は、4月から希望の大学院に通うことになります。


では入学後以降の続きはまた次回。