「首藤信彦 江畑さんについての追記」 人間性が出ますなあ | 忘れないようにメモメモ(日本の歴史、近代史)

「首藤信彦 江畑さんについての追記」 人間性が出ますなあ

正しいと思っているなら謝る必要はないけど(実際謝ってない)、
その言葉の端端に「なにも悪くねえよ」って臭ってくる。くせえ。


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江畑さんについての追記
2009-10-16 22:49:23 | Weblog
今週はメチャクチャに忙しく、多数寄せられたコメントを読む機会もありませんでしたが、先ほど帰宅し全部拝見いたしました。ほとんどのコメントが罵詈雑言で、小生の江畑さんの思い出のどこが名誉毀損や故人をいやしめたのかよくわかりませんが、小生の日本の軍事専門家へのコメントはこの分野で常識に近いもので、江畑さんご自身も十分ご認識されていました。また与党に寄っていたことも、小生が何度か民主党の勉強会への講演を依頼したときにお答えになったことで、「いそがしいので、野党への講演のような無駄なことに時間を費やしたくない」と率直におっしゃっておりました。また必ずしも読者の多くない軍事分野での執筆が大変だったことは事実で、膨大な情報収集のコストをカバーする執筆量は大変と申されていました。小生への叱責をされた皆さんは、この分野で研究活動する研究者の苦労はあまりご存知ないと思います。最大の問題は日本の一般大学や研究所で、軍事、戦史、兵器などの専門講座や専任教員のポストを用意しているところはほとんどないことで、「平和学や平和研究があるのに、なぜ戦争論や紛争研究がないのか」と我々も何度も各大学などに呼びかけましたが、なかなか現在でも進展していません。優れた軍事研究者や防研出身者が大学に移っても、結局は国際政治学や国際法、憲法などを教えているのが現状です。しかし、軍事や紛争研究、特にLIC研究や新防衛概念など現実のニーズが高いので、機会あるごとに、各大学・研究所などに専任研究者の採用を呼びかけていくつもりです。
さて、議論の多いテーマで活動しているので、小生へのご意見、叱責、罵倒なども当然のこととして甘んじて受けますが、小生のブログが起点となり結果的に残された奥様に多大のご迷惑をおかけしたことはお詫び申しあげます。正直言って、奥様のコメントが「シナ人、朝鮮人、早く死ね」のような小生への罵倒文章の中に組み込まれて送られることは、予想もしておりませんでした。奥様ご自身も大変なショックであったと想像いたします。この点に関しては、小生の思慮が足りなかったと反省し、深くお詫びもうしあげます。
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