【台湾取材レポート】老台北・蔡焜燦氏に聞く | 忘れないようにメモメモ(日本の歴史、近代史)

【台湾取材レポート】老台北・蔡焜燦氏に聞く










NHKスペシャル シリーズ『JAPANデビュー』第1回『アジアの一等国』は台湾人に対するインタビュー内容の悪い部分を放送した。チャンネル桜はいい部分を放送した。どっちも観なきゃ台湾の歴史が理解できない。勿論このふたつだけ観ても全然たりないけど、これだけ同じ国をとりあげても番組を観た印象が違うとびっくりする。
NHKの場合、インタビュー内容の日本にとって都合の悪い部分だけを切り取った上で、そのほかの歴史解釈をその悪い部分を補強する形で番組が構成されている。最初からこの番組の内容があって、そこに信憑性を持たせるためだけに台湾までインタビューしに行ったんだと思う。もうコンテ段階から「台湾人がこういう」って決めていたんだろう。しかし日台戦争は初めて聞いた。いつのまにそんな戦争をw
しかし困ったことに殆どの人はチャンネル桜なんて知らないから、NHKの方だけをみる。そして殆どの人があの番組をなんの違和感もなく観ているに違いない。私も7~8年前だったらまったく納得していたと思う。
自国の歴史を語るとき、私達の先祖がどうその時代を生き抜いてきたかを語ることが大事だと思う。いいわるいなんていうのは正直個人で判断するしかない。NHKは(というかほとんどのテレビは)その判断材料をちゃんと与えてくれない。
前に女性天皇を認めますか認めませんかみたいな世論調査をしていたけどその設問に答えたどれだけの人が皇位継承について知っていたか。たぶん皆そんなことには興味がない。せめてこの世論調査をする前にテレビで父系と母系の違いとかいままで皇室はどう世継ぎを選んできたかとか広めてからじゃないと判断できない。
とりわけ日本の近代史はテレビをみても判断できない。判断「させられている」のだと思う。