信じた総てが嘘だった
虚構に躍らされたのは自分

捧げた想い
貰えた言葉

総てが消えた
音も無く一瞬で…

何を信じていたのか
何を祈っていたのか

それはまだ胸に燻り
時折焦がし続けては
叫ぶ事も赦されぬ
秘密のヒメゴト


総てが嘘だったのに
何故まだ守り続ける
【誰にも言わない】
そう誓った日々を

笑ってるのは誰…




まるで真実のように
拡がり続ける

好奇心を煽り
思わせぶりな言葉で

神経をささくれ立たせ
ほくそ笑む女狐を
無表情に変えてやりたい

そう想う自分も
醜悪なる魔女

心は荒み 嫉妬に狂う

心は歪み 怨獄に堕ちる

虚構だらけの世界で
演じる貴方を
いつまで信じられるだろう


戦略だよと宥める
貴方の言葉を
いつまで信じられるだろう




諦めたくないモノの為に
諦めるモノが有るとしたら

それは選択しなければならないのか

全部諦めたくないと願う事は
贅沢か傲慢か愚考か刹那に
抱かれたまま胸を焦がす


諦めたくないモノを
壊さない為の決断は

諦めたくないモノを
守る為の決断は

何が正しいのかさえ
解らないのに

巡る巡る巡る巡る巡る…
ラビリンスエンドレス

再び堕ちた迷路の闇に
光は射さない