蜷川幸雄氏の歌舞伎版「十二夜」がロンドン上演
蜷川歌舞伎、菊五郎&菊之助親子共演でロンドン“凱旋”
歌舞伎俳優の尾上菊五郎(65)、尾上菊之助(31)親子が共演し、蜷川幸雄さん(72)が演出する歌舞伎「NINAGAWA 十二夜」 が、来年3 月に英ロンドンのバービカン・シアターで上演されることになり16日
都内で会見が行われた。
歌舞伎化されたシェークスピアの名作の“本場上陸”に、蜷川 さんは 「必ず成功してスタンディング
オベーションに包まれると信じている」 と自信を見せた。
シェークスピアのラブコメディーを題材に、蜷川さんが初めて歌舞伎の演出を手掛けた
「NINAGAWA 十二夜」 は、2005年7月に歌舞伎座、 07年も6月に博多座、今年7月には
歌舞伎座で上演。
菊五郎は2役、菊之助は3役を早替わりで演じ、その美しさで観客を魅了した話題作だ。
日英外交関係 150周年を迎える年にふさわしく、来年3月24~28日にロンドン・バービカン・シアターで
上演される。
ロンドンでは9回目の歌舞伎公演となるが、今回は現地でもおなじみの題材。シェークスピアの本場で
どのように受け入れられるのかが注目のひとつだ。
1990年の東南アジア公演以来、久々の海外となる菊五郎は 「ロンドンっ子に江戸っ子の芸風が
分かるのかな? でも、背負っていく以上は一生懸命やる」。
04年にパリ公演の経験がある菊之助は「バックグラウンドよりも、俳優自身を裸にして見られている」と
海外ならではの雰囲気に気を引き締める。
参考資料=(スポーツ報知)