入院して以降、毎月会社から給与明細が送られてくる。
金額は0マイナス社会保険料の半分で、毎月数万円の赤字だ。
傷病手当金の申請をしても入ってくる金額は給与の約3分の1で、到底これだけでは生活していけない。
ましてや会社との折半とはいえ、社会保険料が重くのしかかる。
この分を差し引くと蓄えがないと即行き詰まってしまうだろう。
会社から書面で、この社会保険料は後日支払うか、その都度支払うかを問われており、自分はその都度と回答した。
会社に送付しなければならない傷病手当金の書類と一緒に送った。
後からまとめてというのはしんどい、と妻と話し合った結果だ。
月日が進むにつれて給与の、会社の有り難みが身に身に沁みる。
どうこう言っても自分たち家族は仕事が出来ている事で支えられているのだ。
そして改めて会社に自分の籍があることの大事さを痛感した。
もっと自由な生き方もあるのだろうが、自分は日本の社会の仕組みにハマって生きている事を実感した。

保険と言えば個人でかけていた生命保険がある。
これも自分の手術や入院についての保険料の支払いを請求する事が出来る。
妻と一緒に保険の窓口に行った。
窓口のお姉様に手続きしたい内容を伝えた。
すると神妙な顔と小声で、がんですか、と聞かれた。
がんだと他の病気とは適用範囲が異なるのだろう。
違います、心臓の病気で、と流れを簡単に説明した。
出てきた申請用紙に記入するよう説明されたが、手術の種類、数によって支払われる金額が違ってくるという。
自分の手術前の同意書を見ると、弁の手術、頸動脈カテーテル手術、心房内手術と3つ手術名が記載されている。
これが3つになるか1つにまとめられるかで大きく違うという。
これは申請後の審査で決定するそうで、ここでは何も言えないという。
これまで何十年とかけてきたのに、つれない事だ。
この何倍もかけてきたのに。
ほんの慰めにもならないな、と変なモヤモヤが残る手続きで、そりゃ保険会社は儲かるな、と思った。
またこれも診断書を病院に書いてもらう必要があり、結構な金額だ。

診断書と言えば、自動車運転再開の診断書も必要で、主治医に書いてもらう事になっている。

それに診察代にリハビリ代、クスリ代等、飛ぶように出ていくお金。
病気はするもんじゃないな。
やっぱり健康が一番と強く感じる今日この頃。