そこからバタバタと点滴をしたり、新生児科の先生がきて説明をしてくれたり、NICUの説明があったり、他人事のように時間が流れていった。



麻酔科の先生の手が空き次第始めます、ということで先生も助産師さんも急ピッチで準備してくれた。



手術着に着替えたり浣腸したり、今後関わるであろう色んな科の先生が説明にきたりでもう本当にバタバタ。



お昼過ぎに、

NICUのお話しを聞いていると、

「今からスグ手術になります」と他のスタッフが伝えにきた。


NICUのお話しも終盤だったのもあり、最後まで聞かぬまま手術室へ。




手術室に入ると沢山の先生が準備して待っていてくれていた。


小さなベットを囲うように新生児科の先生が数人いて、帝王切開を執刀してくれる先生も数人いて、助産師さんも数人いて、麻酔科の先生もいて、本当に沢山の先生がいた。



手術といえば、テレビのドラマで見るような緊張感のある雰囲気かと思いきや全然だった。

賑やかな中手術は始まった。




背中に麻酔をして麻酔が効いて今からお腹の赤ちゃんがでてくるんだって思うと泣けてきた。

体外受精での妊娠。

ケトンがでるほどの悪阻。

安定期に入ってもつわりはあって、なんなら今もつわりが残ってる。

妊娠期を振り返るとまだまだお腹で育てたかったなって悲しくなった。

妊娠を喜んでくれた人になんて伝えようか。

赤ちゃんを助けてほしい。

もう本当に色んな思いがグルグルして、ポロポロ涙が止まらなかった。



そうこうしてるうちに、

手術開始から数分後、


「赤ちゃんでます」


の掛け声と共に赤ちゃんの泣き声が聞こえた。



午後1時48分

683gの女の子が誕生した^_^



大きな声で泣いていて手術室に響いた。



新生児科の先生達に運ばれた赤ちゃんは気管挿管前にも大きな声で泣いた。

羊水過小で真空パック状態だから肺が圧迫されて肺の成長が悪くて泣かないかもしれないと聞かされていたので、ビックリした。  先生達もビックリしていた。



気管挿管を終えた赤ちゃんを新生児科の先生は抱っこして顔のすぐ前まで見せにきてくれた。ちっちゃくて真っ赤だった。

私は赤ちゃんの手に触れた。赤ちゃんの頭に触れた。小さくて壊れてしまいそうで怖かった。

赤ちゃんは私の眼鏡に触れて去って行った。




縫合して私も手術を終えた。