☆続きです☆
まことを起こすためにかおるが言いました。
「朝だよ!起きてよ!!」
まことは、ぶつぶつ文句を言いながら起き上りました。
二人がどうくつの中を歩いていると、つららが朝日を反射してきらきら
光りました。
少し行くとたくさんの宝石が落ちていました。
「お土産にしようよ。」
と、かおるが言って、宝石を拾いました。
「そうしよう。」
と、まことも言って、宝石を拾いました。
宝石をリュックにたくさんつめた二人は、道が三つに分かれているところで
まことが
「この道をすすもう。」
と言い、左の道に向かって歩き出しました。
何分か行くと、目の前がぱっと明るくなりました。
「お城が遠くに見えるぞ。走ろう!」
とまことがいうと、かおるも
「ようし。」
と言って全速力で走りだしました。
「うわあ。」
突然手を引っ張られてびっくりしたのです。
かおるは、お城の門の前で止まりました。
「どうやって入ろうか?」
とかおるが言いました。
ごんごんと門を叩いてみると、中からたくさんの兵隊と王様が出てきました。
王様は聞きました。
「あなたたちはだれかね?どうしてここに来たのかね?」
まことが答えました。
「ぼくがまことで、こっちの女の子がかおるです。
地図を見つけたのでここまでやってくることにしたのです。」
王様は
「そうかい。では中にお入り。」
と言いました。
大きな王様の部屋に来ると王様はかおるとまことを部屋に入れて、ドアを
ばたんと閉めました。
王様は言いました。
「この国は困っているんだよ。助けてくれないかい?」
二人は少し考えて、
「国を助けます。で、なぜ困っているのでしょうか?」
と聞きました。
王様は答えました。
「今、悪い魔女が旅人を困らせたい、我が国の緑をからしていくのだよ。
その魔女を封印するんだ。」
「なんで王様の家来や王様がやらないのでしょうか?」
と、かおるが聞くと、王様が答えました。
「やってみたのだが、魔女の魔力に勝てなかったのだよ・・・」
「どうやって封印するのですか?」
と、まことがきくと、王様は答えました。
「王者の笛を使うのだ。王者の笛をきくと魔女は、魔法の箱に封印されると
いう言い伝えじゃ。」
「わかりました。王者の笛はどこにあるのですか?」
と聞くと、家来が笛を持ってきました。
「これが、王者の笛じゃ。」
と言いました。
その時です!ピカッと雷が鳴り、火山が噴火しました。
「魔女が来たぞ!!」
と、兵隊がどなりました。
☆☆続きます、次で完結です☆☆