★☆★続きです★★☆
「どうしよう?」
と、かおるが言うと、
「うう~ん」
と、まことも考え込んでしまいました。
するとかおるがいいました。
「そうだ。とがった木はあるよね?」
「うん。あるよ」
と、まことは言いました。
「じゃあかして」
と、かおるが言いました。
まことはリュックをかべにぶつけて木を出しました。
するとかおるは木を口にくわえてとがったところを糸に当てました。
すると、糸が切れました。
かおるは、まことの糸も切って
「どうやって脱出する?」
と言いました。
「うーん。」
と言い、考え込んでしまいました。
「ためしに体当たりしてみよう。」
とまことは言っておりのとびらに体当たりをしました。
すると、おりはぐにょんと曲がってまことはかべにぶつかりました。
「いてー。」
「どうしよう?」
「そうだ!」
とかおるが叫びました。
「ちょっと危険だけどやる?」
「うん、やる!助かるなら」
と、まことは言いました。
かおるは木を使って火をつけて木の先に火をつけました。
「なにをするの?」
とまことは言いました。
そして、かおるはおりのとびらに火をつけました。
ジュワー、バチバチという音がして、おりの格子がすべて燃えました。
「火がこっちにこないうちに逃げるんだ!」
と言いました。
二人がおりから出ると、どーんという音がして、おりは深い深い
穴へ落ちて行きました。
二人は連れてこられた道を戻り、早くこのおそろしい花畑から出ようと
しました。
しかし、外にはハチの大群と女王バチがいました。
女王バチがどなりました。
「懲りないやつらめ!つかまえて殺せ!!」
ハチたちが飛だしたのと、かおるとまことがジャンプしたのがほとんど
同時でした。
かおるは女王バチの横に着地して、まことは女王バチの心臓に
もえた木を突き立てました。
「ウギャー」
女王バチが倒れたと思ったらそこにあったのは花でした。
他のハチたちはみんな種になってしまいました。
「魔法をかけて作り出していたんだね。」
と、まことが言いました。
二人はお城に向けて、進みました。
夜、二人は交代で見張りをしながら寝ました。
★まだ、続きます(笑)★☆