そういえば色々と話しを聞いたり体験したりしてますが
大変だったことってなんだっただろうか。
一番苦労したのはなんですか?と聞かれたら、なんでしょうか。
あれは本当にきつかった、というのであれば
旅の最初の頃にほぼ何も食べずに伊豆半島を回っていたことでしょうか。
初めて3,4日頃には伊豆半島の急坂を進んでいたんですが
旅に慣れていないこと、そもそも自転車に関する知識が殆どなかったことが
災いして大変苦労していたことを覚えています。
その時は今よりは落ち着いてはいましたが太陽の熱も凄まじく
体力もなくなり、坂を登れず、ずっと押して歩いていました。
その時乗っていた自転車はシティサイクルで山登りなんてまるで考えていないため
ギア比もかなり速度寄りのものになっていました。
さらにバッグなんかもほとんど装備してなかったので
全体のバランスも非常に悪く、荷物も非常に重いために
一番軽いギアにしてもペダルが踏み込めないレベルでした。
経験値も全くない状態で厳しい道を進む、
ということがどれほど愚かなことか身をもって体験したわけです。
それからキャンプ道具がしょぼすぎるために寒くて眠れなかったことでしょうか。
アマゾンですべてのキャンプ装備を整えていましたが
10月頃に日本海側を進んでいたときにはもう夜は10度以下になっていました。
そうなると寒くてなかなか寝付けないんですね。
当時はエアマットを使っていたのですがこれが良くなかったようで
地面に熱を吸収されてしまって背中がずっと冷えているのです。
ブランケットを追加購入して、背中側に敷いたり対策はしましたが厳しかったですね。
エアマットは壊れやすいということもあり長旅にはおすすめはしません。
折りたたみのキャンプマットであれば自分の体温が反射してくるために
かなり温かいのでこれを利用してからは早くこちらに乗り換えればよかったと思ったものです。
それにいちいち空気を入れる手間もありません、毎日やってるとあの作業が苦痛になります。
さっとマットを敷いて昼寝をしたりもできます。夏は暑苦しくてちょっと厳しいですが。
次にお金が全く引き出せなくなったときの話です。
カード類はあるのですが、磁気障害のためにカード類が使えなくなったときに
お金が引き出せなくなってしまいました。
しかも当時使っていた銀行は周辺にはなかったために現金無しで動く羽目に。
ファミペイの残高などがあり買い物などが全くできないというわけではなかったため
その場はどうにでもなったのですが、あれも非常に怖い体験でした。
いざという時に現金がないと本当に何もできない状態になります。
それ以降は割りとどこにでも存在するゆうちょ銀行をメインにして使っています。
郵便局を探せばゆうちょ銀行は併設してあるためになんとかなったりします。
あれはそこまで困るというほどのものではなかったのですが
台風が直撃して避難指示が出ている地域にいたときに一時的に避難生活を余儀なくされたときです。
鹿児島県の薩摩川内市では地域の方々と一緒に避難生活をしていましたが
避難場所が快適だったことと食べ物などは豊富に備えていたのと
水道などライフラインが止まることはなかったためほとんど困ることはなかったです。
自分は常備しているものが豊富だったために非常に装備が重くなっていましたが
それだけになにかトラブルがあったとしても比較的落ち着いて行動することができていました。
あとはなにかありそうだなと思ったらその場所に近づかないことでしょうか。
余計なトラブルに巻き込まれることも殆どなかったですね。
トラブルというよりか、自損事故を起こして手のひらを負傷して動けなくなったりとか
自転車自体が走行困難な状態になったこともありましたがそれらは時間と金が解決してくれました。
ゲストハウスに自転車を納品して組み立てたのは自分ぐらいだと思います。
とはいえあれらの事故がなければもっと余裕をもった旅ができたと思うと
そういう大きなトラブル自体がないことに越したことはありません。
思い返してみると旅自体は順調に進めていたようです。
ということでトラブルに関してはこんなもんでした。
また気が向いたらまとめたいとおもいます。