皮脂は汗と混じって
皮脂膜へと姿を変えます。

皮脂膜とは
角質層の表面に皮脂腺で作られる
皮脂に汗や湿気が混じって作られる
天然の保護膜です。

皮脂膜は
pHが5.5~6.5の弱酸性をして
皮膚病原細菌などの繁殖を防ぎます

また
表皮の角質層毛に
滑らかさと光沢を与え
これらの組織から
水分が蒸発するのを防ぎます。


皮脂膜がすくなくなると
角質層内の水分が蒸発し
アトピックドライスキン
(アトピー性皮膚乾燥性)になる
場合があります。

その原因は
細胞間脂質とNMFの問題で
バリア機能が乏しくなり
異物に過剰に反応する状態と
考えられています。

また
水分の蒸発を防ぐバリア機能としては
細胞間脂質の役割が大きいと
いわれています。

また
角質層の
細胞間脂質のセラミドの量が
少なくなると角質間に隙間ができ
異物が角質層を越えて体内に
侵入してきてしまいます。

その結果
アレルギー反応を強く引き起こしたり
細菌によって感染を起こしたりします

皮脂の組成と分泌量の変動
皮脂は皮脂腺で合成され
毛包内、そして皮膚表面へと
分泌される脂質です。

皮膚表面には皮脂と表皮由来の
表皮脂質が混じりあっています。

そのうち
皮脂の割合は約95%です。
皮脂の組成は皮膚表面や毛孔に
存在する常在菌が作用して
常に変動します。


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