ココロがザワつくものがある。

ソレ、に触れた瞬間、分かってしまうもの。

触れば切れてしまうって、

わたしのココロが掻っ捌かれて、

嫌でも「なにか」が出てきてしまうって

触れる前から分かってしまうもの。



最初はね、拒否反応から出てくる。


「バカじゃないの?」

「バカだと思われてるよ?」


って。


明確に言語化してなくても

表層の、薄っぺらい意識では

そう思ってる。

だから、遠巻きにして

冷静な第三者のつもりで

冷たい目で眺めてたりする。


その目に、嫉妬を宿して。

羨望を宿して。

卑屈を抱えて。

それら全てを分かってないふりをして

ただ、距離を取って見ている。

だって、ホントは分かってるから。

触れれば、切れてしまうのだって。

切れてしまえば、

もう元には戻れないのだって。

わたしは嫉妬と羨望と卑屈を抱えて

好きでココにいるのだから、

目覚めたくなんてなかったのだから。

だって、目を覚ました先になんて

なにがあるか分からない。

怖いよ、どうなるのか分からないことなんて

すごく怖い。

かつてのわたしがバカにした

「あれ」

にわたしがなるの?

かつてのわたしが

嫉妬を
羨望を
卑屈を

抱えて遠巻きに眺めてた「あれ」に

わたしがなるの?


なってもいいの?

なれるの?



わたしは
「ああ」
なれるの?



怖いね、怖いよ。

でも、楽しみでもある。

どこへ行くのだろう、

どこまで行けるのだろう?


切られて、少しずつ溢れ始めた

「わたし」

は、毎日変わっていく。

昨日まで無かった恐れが見えて、

今日まで無かったわたしが現れる。



***






恐れを手放してあなたを手に入れよう




不自由な「安心」を手放して




自由冒険の書を手に入れよう






鍵は、「わたし」が持っているんだよ






ねえ、「わたし」




「わたし」













わたし、へのメッセージだなぁコレは。