「多様性」

朝から薪ストーブの焚き付け用の杉の葉と枝を拾って、正月用の買い出しをしたあと、亡き父と母の写真を部屋に飾ってみた。

そしたら届けものがあり、中を開けたら昔に書いた本の第五版刷りのサンプルだった。

「野菜は小さい方を選びなさい」というこの本を書いたのは2016年。今から7年前のこと。

この本、実は地味に売れていて、kindle版もあり、Audible版もある。なんなら韓国版や中国版もある。

一般的にはベストセラーではないが、僕の中ではベストセラーかもしれない(笑)。

オーガニックだからと言って安心じゃないって話と本当に良い野菜ってどういうものかを書いてみた本。

内容的には賛否ある本だったけど、今でももちろんここに書いた内容が間違っていたとは思っていない。

だけど、考え方の違う人からは結構叩かれた本でもあり、そういう意味でも注目を浴びたのかもしれないな。

僕としてはオーガニックの世界に一石を投じたかったわけなんだけど、理解し合えないってことはままあるよね。

考え方が違う人がいるから多様性。それが平均化されて今の世の中。

僕は今の世の中、別に嫌いではないよ。だけど、日本は酷い国だと思ってる。戦後ずっと一党独裁だよ。一瞬だけ別の党に変わったけど、すぐに元に戻ったし。

そりゃさ、その党の思い通りの世界を作られて当たり前だよ。

自分たちの自由を奪われていることに気づかない人たちばかりで、僅かなお金を奪い合って、勝った負けたと騒いでる。

勝ち組と負け組、頭のいい人と悪い人、金持ちと貧乏人。そんなレッテル貼りばかりしてマウント取り合ってる(笑)。

馬鹿馬鹿しくて付き合いきれない。

だから、良い野菜、悪い野菜とマウント取り合うのも違うよね、って思うわけ。

ただ、事実としては知って欲しい。判断基準がないと翻弄されるからね。

でも、それで何を買うなとか、何を買えという強制もしないし、売ったりもしない。

買いたいものを買い、信じるものを選び、多様性を意識して暮らしていけば良いんだと思う。

逆に言えば、強制してくるものは疑ってかかった方いいという話。それは多様性を認めてないってことだからね。

あ、実は今、何年かぶりにビールを飲んでみている(笑)。だからちょっと酔ったのかも。

では。おやすみなさい。