相変わらずイジメグループから暴力を受ける茂之だったが園田がグループから抜けて、庇ってくれるようになり茂之の学校生活は充実していった。
沼田家では、最近成績の芳しくない慎一に、吉本を家庭教師に付けると一茂が言い出して、
慎一は激しく反発するのだが、
吉本は慎一の悪事の写真やカッターナイフをチラつかせるので、慎一は断れず押し切られてしまう。
すると吉本は、夏休みの間、2人を勉強に専念させる為に、自分も沼田家に住み込むと提案する。
それには流石に一茂も躊躇するのだが、佳代子は乗り気で、慎一に有無を言わさず吉本の住み込みが決まる。
その夜の夕食時、台所でカレーを作っている佳代子の所に一茂が行って「手伝おうか」と申し出るのだが佳代子は迷惑がる。
翌日からは吉本は慎一に付き纏い朝から写真を撮りまくっている。
学校まで付いてきた吉本。
学校には慎一が「勝手に死ね」と言って突き放したせいで、自殺未遂をした高津が登校していたが、
慎一は、詫びも励ましもせず、高津に近づいて行って、ただ一言「俺のせいじゃないよな」と自分の身を案じるような事だけを言う。
高津が頷くと、慎一は納得して離れて行った。
その様子も吉本はカメラに収めていた。
部活を終えた慎一の携帯には、立花真希から「今日、会えない?」というメールが届き、
それを後ろから吉本がのぞき見していた。
吉本は慎一と真希の事を「お似合いの自己中同士のバカっぷる」とからかいムッとした慎一に
高津の事を「君が自殺に追い込んだんだろう」と責める。
だが慎一にその自覚はない。
人の気持ちを想像しない慎一を吉本は更に、首を締め付けながら、責め続けたが、いくら言っても慎一には伝わらず、
「彼の気持ちを想像してみろよ!優等生」と投げつけた言葉に
「だったら俺の気持ちを想像してみろよ家庭教師!さんざん付け回して勉強に集中できるわけがないだろう!もう俺の事は構わないでくれよ!」と激しく切れた慎一。
すると吉本は意外にも「わかった」と言って、あっさりと引き下がった。
会社では、茂之が、後輩に、家で妻の料理を手伝おうとして邪険にされた事を話して聞かせていた。
一茂は、佳代子が自分の言い分をハッキリと面と向かって言った事にショックを受けていたのだ。
後輩は「もう修復不可能なんだから若い娘に乗り換えた方がいい」と言って、
通りかかった女子社員に、総務の浅海舞香を呼んできて欲しいと頼む。
しかし、現れたのは、2人が思っていた浅海舞香とは似ても似つかぬ女性だった。
その頃、慎一は真希と会い、吉本が家に住み始めて、自分の家庭教師もやる事になったと報告していた。
「どうするの?」と尋ねた真希に慎一は「家族が吉本に感化されないうちに追い出す」と言い、
吉本の人殺し発言の裏を掘り下げていく計画を話す。
真希と吉本の話を合わせると、吉本が「昔、人を殺した」と言ったのは、
真希の家族の事ではない誰か他の人間の事かと、慎一は考えたのだった。
真希と慎一は、詳しい話を聞こうと、再び、本物の吉本荒野が入院している病室を訪れる。
そこには、この前の本物の吉本荒野の母親らしき人がいた。
その女性に真希を紹介してから「真実を教えて欲しい」と頼む慎一に、
彼女は「私の口から何もお伝えできる事はありません」と目を伏せまま硬い表情で、申し出を拒否した。
「吉本さんがこうなってしまったのはあいつのせいだと思っています。
このままだと今度はうちの家族が犠牲にされてしまう。お願いです。教えてください!」
そう言って慎一が頭を下げると、女性は、躊躇いながらも、
「これで最後にして下さい」と前置きをして一枚の写真を取り出して慎一に渡す。
そこには吉本荒野さんと、叔父にあたる年配の男性、そして後ろには雄大が偶然、写りこんでいた。
その叔父にあたる人物の名は高柳。
8年前に、その中学で教頭をしていた。
そして息子も、吉本を名乗るあの男も、その中学の教師だったと言う。
高柳は今はもう退職している。
慎一が家に帰ると、家族と吉本は庭でバーベキューをしており雄大が嬉々として手伝っていた。
うまく家族に溶け込んでいる雄大に慎一は
不安を募らせる。他の家族とはとても親し気なのに自分には距離を置いている雄大を見ていると、
早く吉本の過去の人殺しのシッポを掴み、追い出さなければ、
家族が取り込まれてしまうと、内心ひどく焦りを感じていた。
真希と共に、高柳の家を訪れた慎一は、そこで、高柳に、病院で預かった写真を見せ
中学教師時代の吉本荒野(本物)が、生徒思いで、あんな事故にさえ遭わなければ立派な教師になっていただろうと聞かされる。
慎一が、写真の背景に映り込む雄大を指差して
「ここに写っている先生は?」と尋ねると
過去の教職員名簿を取り出して「田子雄大」という名前である事、
悪い人ではなかったが吉本荒野とは馬が合わず、二人の間はあまりうまくいっていないように見えた事を聞かせた。
更に慎一が、吉本荒野が当時、どんな事故にあったのかを尋ねると、
長い階段から帰宅途中に転げ落ちて頭を強打したというのだ。
本当に事故だったのかと尋ねた慎一の言葉に高柳は
「最終的な警察の見解では事故となったが、暗くもない時間に、自分で足を踏み外すわけがない。当初は警察も事件性を疑っていたのだが決定的な証拠が見つからずに事故として落ち着いだのだ」と言う。
しかも、その時の第一発見者が田子雄大。
高柳は「田子雄大が突き落としたという可能性は?」という慎一の質問には答えられないと言ったものの慎一は、そうに違いないと決めつける。
真希は、あの話だけで決め付けるのはどうか?と、なぜか慎重に慎一に言う。
それに対して慎一は「もちろん他の先生達にも話は聞いてみる」と言う。
材料として、当時の教員名簿を借りてきていたのだ。
真希は「だったら、それは私にやらせて欲しい」と申し出る。
じゃあ「俺も一緒に」という慎一を、
「アイツにバレずに動くには私一人がいいと思うから」と引き止め、
「心配しないで。今度は私があなたの力になりたいの」と言われ、嬉しそうにする慎一。
夜、佳代子、茂之、一茂、吉本が、夕食のテーブルを囲んでいる。
一茂が、「せっかくの夏休みなんだし旅行に行こう。お金は定期預金が満期過ぎてるんだから崩せばいい」と言い出していた。しかし、その定期預金のお金は、佳代子が株の投資に失敗して使い込んでしまってもう無い。内心戸惑う佳代子。片や吉本は「先生の旅費は自腹だ」と、一茂に言われて、相変わらずハイテンションだ。しかし何も知らない一茂と茂之も加わり、それなりに和やかな雰囲気に包まれている食卓。そこへ慎一が帰ってきた。「おかえり」という佳代子の言葉も無視して、一同を睨みつけると、何も言わずに、自分の部屋へ引き上げてゆき、イライラして、またカッターナイフを取り出して何度も自分の枕に突き立てていた。そこへ吉本が入って来てナイフを取り上げて「あ~あ、枕、そんなにしちゃって!まだ返すの早かったかな」(カッターナイフの事)と言うと、興奮した慎一は「こんなんで上手く行くと思うなよ!家族は俺が守る!」と告げたが、
吉本は甲高いいつもの笑い声を立てて「おまえがいつ家族の為に動いた?おまえが守りたいのは家族ではなく自分に都合のいいこの生ぬるい環境だ。カッコつけんなよ、優等生。後何日でおまえの居場所がなくなるかな?」と言い捨てて出て行った。翌日、吉本は佳代子が株で大変な損失を出しているのを知ると、すぐに売るようにと言う。
それで、まだ未練のあったその銘柄を、すぐに売却したものの、損失金額はザッと95万円。
吉本は定期を使い込んで困っている佳代子の心中を察して、自分の荷物の中から100万円入りの封筒を持ってきて
「大金を使わせたのは自分にも責任がある。これを使ってください」と渡す。
そして、こんな事はもう終わりにして、家族とちゃんと向き合うようにと忠告をする。
その言葉に、佳代子も少しは今の自分を考え直し、反省をしたように見えたのだが…。
その頃、茂之は園田とゲームセンターで遊んでいた。
ノリノリで太鼓の達人をして遊んでいた二人のところへ、
いじめグループのメンバーの2人がやって来る。
園田と茂之は警戒するが、二人は
「俺たちも混ぜてよ。なんかリーダーの山尾と一緒にいるのが面倒くさくなって」と言って、
4人は一緒にゲームをする事にした。
しかも、そのうちの1人は茂之にこれまでの事を「ごめんな」と詫びた。
茂之は笑顔で「いいよ^^」と、アッサリと許す。
一方、慎一は真希と会い
「田子雄大が吉本荒野を殺そうとしてもおかしくない理由がわかった」と言う真希から、
その証拠の品を受け取っていた。
真希の調べてきた田子の動機とは・・・?
家族ゲーム 第6話 あらすじネタバレ(後半へ)続く。