私の父母への結婚の挨拶のために、夫と共にはるばる飛行機で実家へ帰った時の話だ。


夫と父母は初対面で、父が街中のホテルの美味しい天ぷらのコースを予約してくれていたっけ。


和やかに会話をして終盤のころ、母が真面目な顔で夫に言った。


「〇〇さんに一つだけお願いがあるの。同居はしないで欲しい」と。


もう11年も前のことだから、すっかり忘れていそうなのに、なぜかそのように母が話していたことをよく覚えている。


ちなみに母自身は、私の父が転勤族だったので同居経験はないのだが、母の兄夫婦が同居で非常に揉めてこじれていたので色々思うところがあったのだろう。


当時は若かったのもあるけれど、同居なんてと深く考えたりすることもなかった自分。


でもいま振り返ると、母がどんな気持ちで言っていたかがよく分かるのです。




で、時は過ぎ、結婚して長女(初孫)が産まれた年のこと。


何かの用事で母と電話で話していると、おもむろに母が言った。


母「‥あのね、向こうのお母さん(義母)から電話があったのよ。それで言われたの」


◆義母「〇〇駅(義実家の最寄駅)の駅前に、いまマンションが売りに出されているから、息子夫婦(私達)はそこを買って義実家の近くに住めば良いと思っているんですよ〜。」


それ聞いたとき、

ただただ恐怖を感じた。


当時、義実家から電車で1時間の距離に住んでおり私たちは共働き。


義実家の最寄駅はお互いの職場から真逆だから、1時間分、職場から遠くなるということ。


それからはっきり言って、義実家の最寄駅は栄えておらず主要駅から遠い。


自分の欲望のままに近居を勧めてくるなんて‥


しかも私の母に電話で言うとか、何でよ?


いや本当に怖かった。


私が母に「何それ‥私も夫も職場遠くなるし不便になるし、なんかおかしくない?」と言うと、


母も「‥お母さんもおかしいと思う。そんなに近くなくてもいいと思うよ」と。


結局、近居の話は直接私たち夫婦には言ってこず(さすがに嫌われると思ったのか?)今に至る。


義母の衝撃発言はまだ他にもたくさんあるけど(たくさんあるんかい)、これはなかなかの衝撃だったな。