先日父が76歳を迎えた。


誕生日のすぐあと、一人で東北から北海道まで旅行へ行ったそう。元気である。


少し父の自慢をしてもよいだろうか。


まず、とても頭が良い。

(残念だが私には遺伝しなかったが…)


仙台で一番の高校卒業→東北大学を卒業し、誰もが知る大企業で定年まで勤め上げた。


定年の最後は10年ほど単身赴任もした。


理論的で常識があり穏やか。真面目。

ギャンブルしない。子煩悩。




こんな想い出がある。


あれは私が大学生のとき。


土日を使って、父が単身赴任する東京まで一人で夜行バスで遊びに行った。


夜行バスなので、朝の5時半頃に新宿に着いたのだと思う。父は、平日仕事で疲れていただろうに、新宿まで迎えにきてくれた。


そして、寒い時期だったので、単身赴任寮まで向かう途中(確かローソン)で、おでんを買ってくれた。そのおでんを寮で朝食に一緒に食べた。


そのおでんが美味しくて、あたたかくて、今もまだ覚えているのだ。


その当時は父の気持ちを深く考えることはなかったのかもしれない。でも今自分が親になって、子供を思う気持ち、家族を大切に思う気持ちがとてもよく分かるようになった。


あと何回会えるのだろう。


誰も何も言わないけれど、みんな分かっているのだ。


あと何回会えるのかな。


来年も、会いに行こう。