
これは、人間でも犬でも、年を取れば仕方のないこと。
老犬であるソフィーもたまにお漏らしがあるので、随分前からオムツ
を着用しています。
また、ソフィーのように足に障害を抱える子は、下半身の筋肉が弱ることで、特に膀胱の筋肉も衰えがちで、膀胱炎にもなりやすくなります。
ソフィーも、例外なく膀胱炎にはかかりやすいです。でも、バイキン
が膀胱に入らないように清潔にしていることで、頻繁には起こりませんけどね。
万一に備え、膀胱炎のお薬も常備してます。
この辺りまでの問題は、ソフィーをお世話するにあたり、私にとっては大した問題ではないのです。
しかし、前回のブログで言っていた「老犬介護でぶち当たる問題」、それも大事な問題がソフィー
にやってきてしまい、私も久しぶりにアタフタ。
その問題とは・・・
排尿困難
そう、尿が出にくくなってきています。
老犬は、脳からビビビッと発信される「オシッコ
したい信号
」が、膀胱へ届かなくなることもあるらしく、お漏らしならまだ出てくれることで救われますが、出るものが出なくなるのはヒジョ~に困ります。
今までのソフィーのオシッコパターンは、我が家の他の子達
がオシッコ
をした後に、すかさず自分のオシッコを上から掛けるようにオシッコ
をしていました。
多いときは1回のお散歩で3度もオシッコ。
ところが、日によって状況は異なるのですが、調子の良くない日は、他の子のオシッコをのニオイを嗅いでも、シッポが上がらず・・・。オシッコをする体勢では、必ずシッポが上がりますからね。
こういう時は、オシッコはお出ましになりません。
上がった
と思っても、チョロッと出て、ハイ、おしまい。
ガ~ン
そんなこともあり、圧迫排尿というお世話が必要となっている時期であるのは分かったのですが、圧迫排尿って、膀胱を押すんだよね。
正確には膀胱ってどこ
どうやって押すの
どのくらいの力で押せばいいの
オシッコを出し切るためには、どうしたら良いの
出し切れないと、感染したりするって、ホント
最悪の場合、カテーテル使っちゃう
などなど、圧迫排尿初心者の私の頭の中は、質問
のオンパレード。
いつもテキト~な私ですが、今回は、間違った方法で勝手にするとソフィーに不快な思いや痛い思いをさせることもあり得る
と思い、動物病院
へ指示を仰ぎに行きました。
まずは先生が圧迫排尿。
でも、その後エコーで膀胱を見ると、結構な量が残っています。
先生自身も、いろいろな角度で膀胱を圧迫し、どうしたら一番良いのかという感じでした。
そこで学んだことは、
両手の手のひらで、膀胱を挟むようにして押す。
・・・これは、片手だけでぎゅっと膀胱を握るようにして押すより、手のひらの面を使って全体を押した方が良いため。ぎゅっと握ると圧迫する面積は小さいので、手のひら全体を使ったほうがオシッコを出しやすい。
オシッコしたいタイミングの時に、素早く圧迫。
・・・オシッコをしたい時には膀胱の筋肉が自然と緩むため、その時に圧迫するとオシッコが良く出る。
実際に、オシッコをしたい時(ソフィーの場合は、他の子のオシッコのニオイを嗅いでいる時)と、まったくオシッコをしそうでない時では、オシッコの出方が違います。
オシッコを出し切れなくても、心配しない。
・・・オシッコがあまり出ないからと言って、力一杯に膀胱を押すことは、膀胱にダメージを与えることも。オシッコがたんまり溜まった際には、普通はチョロチョロと勝手にオシッコが出るそうです。また、残尿があった場合、最悪の場合でも膀胱炎になるだけなので、物凄い大事になるわけではないとのこと。
カテーテルは、この段階では無用。
・・・カテーテルは雑菌が入ったりすることもあるし、入れっぱなしになるので、万一、外れたときには大変。さらに、尿道に傷を付ける可能性も。
ソフィーは、おうちの中では結構ゴソゴソと動くので、カテーテルが邪魔になるのは確実。
ソフィーの圧迫排尿を始めてから、かれこれ2週間。
要領はそれなりに良くなっているかと。
だた、毎回オシッコが十分に出し切れているという訳でもないのですが、我が家のお散歩は日に3回なので、なんとか大丈夫でしょう。と自分に言い聞かせる私。
でも、今回ソフィーが排尿困難になり、ひとつだけ良いことがありました。不幸中の幸いとでも言いましょうか。
おうちの中でオシッコを漏らすことが皆無になったため、オムツを外せたことです。
実は、ソフィーは、免疫介在性溶血性貧血(別名、自己免疫性溶血性貧血)という病気のため、毎日ステロイドを服用しています。
ステロイドがないと生きていけないので命綱ではありますが、その副作用で、最近は、皮膚や筋肉、そして毛並みもかなり薄くなっています。
なので、オムツはどうしても擦れて皮膚が赤くなるので、どうしようかなぁと思っていたところだったのです。
ソフィーは非常に眠りが深く、ちょっとしたことでは起きないのですが、今回は写真を撮ったら
起きちゃいました。
ゴメンネ~。
今は、一つ何かが解決すると、別の問題が発生する。また、逆もしかり。
全て100%のベストな状態にはなり得ませんが、ある意味バランスなんですよね。あることを優先すると、他の事を犠牲にしなければならないみたいな。
そして、その優先順位を決めるのが私たち飼い主の役目
良く見極めて、しっかり対処しなければなりませぬ。
ソフィーは後肢が悪くしっかり立てないので、圧迫排尿の際には、主人
がソフィーの体を支え、私
が両手で膀胱を圧迫するというチーム体制。
もし一人だったら、とても大変であると思います。
ソフィーの介護は、メインは私ですが、もちろん、いろいろと主人
もサポートしています。
ワンちゃんの介護をされている方々も、出来るだけ一人で頑張らずに、家族の皆さんの協力を得ながら、愛犬のお世話頑張りましょう
また、私たちM.E. Maxx
でも、ワンちゃんの介護用品や介護についてのご相談も承っていますので「HELP ME~」の際には、お気軽にお問い合わせくださいね。
出来る限りのお手伝いをさせていただきます。
毎日暑い日が続いていますが、ワンちゃん
の体調管理だけでなく、皆さんご自身
の体調管理にも、お気をつけくださいね。
STAY COOL
M.E. Maxx
犬用・ペット用車椅子の詳細は下記のHPから
http://www.memaxx.com/doggon_wheels
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私たちM.E. Maxx
は、愛犬と一緒の生活がよりHAPPY
なものとなるお手伝いができればと思っています。
老化や病気による介護という状況は避けられなくても、出来るだけ楽に楽しく愛犬をサポートできれば、ワンちゃん
も飼い主さん
もHAPPY
な日々を送ることが出来るはず。もちろん、介護生活では愛犬の体調などで、山あり谷ありではありますが。
M.E. Maxx
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