毎日の生活。毎日の暮らしの音が、時に、煩わしいことがある。
車の音。パソコンの音。人の話し声。何かのモーター音。
心が疲れたときは、尚更、気になってしまう。
人工的な音が、心をざわつかせる。
私の出身地は、程よい田舎だった。
ちょっと車で走れば、山があり、ちょっと行けば、海があった。
気持ちが塞いだときは、海へ行き、波の音を飽きるまで聴いていた。
山へはよく、水を汲みに行った。ちょっとしたドライブ気分で、細い山道を抜けて、鮮やかな緑を楽しんだ。
遠くに聴こえる、鳥のさえずり。木々の揺れる、柔らかな音。
いつでも、そこに行けば、気持ちが楽になった。
今は、別の町に住んでいて、そんな場所に巡り会えていない。
人は、動物だから。
時々、自然の音が、無性に聴きたくなる。
心が、求めている。
Hspさんが、本当に癒されたいときは、1人で、自然の音を聴くことが、必要なのかもしれない。
誰かの為の自分ではなく、どこかに当てはまろうと、必死に作った自分でもなく。
ただ、そこに存在する「自分」に帰ることが出来るから。
人ではなく、自然に会いに行こう。