2月7日
今日は珍しく天気の悪い日だった。
雨が降りどんよりとした空の下を車で移動するというのはとても良い。
車から降りると土砂降りの雨が。
少し学校まで歩く間、髪が濡れてしまったんだけど、朝起きてチリチリだった髪が、
「雨+くし」
をかけることで綺麗になったのでマスクの下で小さく喜びを噛み締める。(きたない)
今日は1週間の楽しみ。3限目にお気に入りの教室でお気に入りのスペイン語の授業がある。
ウキウキ気分で3階からその教室のある1階に下ってみると、今日は先生がお休みのよう。
ということで教室も変わり、授業もない。
沈んだ気持ちで1階から3階に同じ階段でもどる。
一瞬の若気の至りで怖い顔をして階段を登っていると、上から「Hello」と言われたのでそのまま反動で「Hello」と返す。
すれ違った後に気付いたけど、あれは前のホストシスターだった。
こわ活(こわい顔活動)してて申し訳なかったと反省する我。
やっとのことで学校が終わると、ホストマザーが迎えまで30分歩いてこいと。
きついぜ、歩きたくないぜ。と思いながら「そうだ!DMかロッスマン(日本でいうマツモトキヨシつまりドラッグストア)に行きたい」とシスターに告げて向かうことに。
すると急に大雨が降り出した
と思ったらよく見ると実は霰。
人生で初めてのような光景。
小さなピンポン球が大量に降ってきてるみたい。
まるでこの間みたミュージックビデオの紙吹雪のようだ。
アーティストになった気分で胸を張って歩いてみる。
「そうだ」と思いつき、1枚写真を撮ろうとカメラを構えると途端に霰は止んだ。
ロッスマンに到着したが、お目当てのDM(メーカー)製品が見つからず仕方ないけど代用品を買うことにした。
お店をでると目の前にはDMが。
シスターが「ごめん~!知らなかった~!」
という。
途端に太ももが痛んだ。(ただの運動不足)
時間になったので、そろそろ車の方へ向かう。
これがまた少し歩くのだが、今日は珍しく悪い天気。
これが好きなわいの調子は良く、
いつも「何でだろう」と思うくらい早歩きのシスターに、今日なら勝てるのではないかと早めに歩いて挑発してみる。
シスターはそのままわいを追い越しすぐにいつも通りわいが一生懸命ついていく形に。
途中少しの上り道があったんだけど短足のせいか視界の殆どが前にあるコンクリートで埋め尽くされた。
同時に手に持つ傘が山登りの杖と化している。
もしかするとこれがウィルバー・マーサーとの融合なのかもしれない…。
しまいには両手を後ろで結び、リュックを浮かせる作戦に。
なんとも情けない。
今後調子に乗ってシスターに早歩きを誘うような行為は絶対やめよう。
やっとのことで山登りも終盤に差しかかり、頂上(車)に到達する。
安心して乗り込むと家とは別の方向に車は進み、
駐車場のようなところで止まった。
車のフロントガラスからドンと大きく視界に映るのは、先程のロスマンである。
果たしてわいは"車"に乗るために山を登ったのか…。
シスターが
「あなたもクッキー買う?」
と言われ、わいは言われたまま「ん」と返し車を降りる。
頂上に到達したところで、次に襲いかかってくる別の苦しみというのはこれか。
イタリアンケーキ屋さん入店してケーキを選ぶ。
(クッキーはどこいったんだろ…)
どっちにしろわいはケーキが好きだから
いいんだけどさ
とガラスケースに並ぶケーキを眺める。
「あ、せっかくだから写真撮ろー」とカメラを構えると、先程2%でなんとか保たせていた携帯が即座にシャットダウンした。
もうなんなんだよ。
3度目の正直、無事に家に到着したメロンパン。
毎日To Doリストには早寝と書いているものの、結局就寝が日を越すのはいつものこと。
決して実行することのないリストを毎日懲りずに書き続けている私は、
自分のことを"リストアッパー"と呼んでいる。
夜中には今年のM-1で知ったインディアンスの漫才を見て1人子どものように笑い狂う。
洗面所の中をくねくねと歩いて、なんとも気持ち悪い光景だ。
そんなこんなで大人しく就寝。
こうしてメロンパンの1日は幕を閉じた。
若干映り込む霰たち。
今日は"雲"には恵まれているけど、写真"運"には恵まれていないみたい。なんつって。
