子どもの成長には、成長ホルモンの働きが大きく関係しています。
成長ホルモンは、視床下部の脳下垂体から分泌されますが、精腺(卵巣と精巣)の働きを促進するホルモンと互いに牽制しあっています。
つまり、乳児から幼児期には、成長ホルモンが多く出され、精腺の働きを促進するホルモンは抑えられていることを表しています。このことを「機能としての性」と言われています。
これとは別に、「本能としての性」(種族保存の土台)があります。
食欲・睡眠欲という本能は脳の中にありますが、この2つは集団(仲間)を伴わないで充足ができます。これに対して、幼児期になると集団で遊んだり、活動しますが、これは集団欲の充足に繋がります。
集団欲は、睡眠欲・食欲よりも遅く発達してきますので、視床下部も含んだ大脳辺縁系に存在しています。「性の本能」も集団欲と同じように、相手がいなければ充足できません。ここが食欲や睡眠欲と違うところです。
幼児が集団に入っていくというのは、集団欲を充足させるだけでなく、正常な「性の本能」の発達のプロセスだと思っています。
<8月16日、23日オンライン読書会>

