1970年に公開された映画「ひまわり」
「SUNFLOWER」
監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
音楽 ヘンリー・マンシー二
音楽 ヘンリー・マンシー二
イタリア人女優、ソフィア・ローレン主演(ジョバンナ)
夫役、マルチェロ・マストロヤンニ(アントニオ)
男女ふたり、海辺でのラブシーン
ごく当たり前に結婚、新婚旅行
愛し合う新婚夫婦が第二次世界大戦、戦争によって引き裂かれてしまう。
戦争とは何か、戦後どんな悲劇や人生が待ち受けているのかを映し出しています。
地平線いっぱいに広がるひまわり畑は、ウクライナの首都キエフから500キロ離れたヘルソンという地域だそうです。
終戦しても帰って来ない夫アントニオを探しに、一人で旅に出る妻ジョバンナ。
夫は生きている・・
そう固く信じて疑いません。
その汽車の窓に映し出される一面黄色に染まるひまわり畑。
ひまわりの土の下には、戦死したイタリア兵とロシア人捕虜が埋まっています。
ドイツ軍の命令で穴まで掘らされて。
ドイツ軍の命令で穴まで掘らされて。
農民も老人も母子も、無数に埋まっているのです。
そして、とうとうアントニオを探し出します。
彼は、生きていました。
ところが・・・
愛し合う二人の悲劇のストーリーです。
小学生の頃?中学生?記憶が曖昧ですが、
私は、この映画を観た覚えがあります。
映画館ではなく、家のテレビ(ロードショー)でした。
地平線いっぱいに広がるひまわり畑が目に焼き付いて、離れませんでした。
いつしか、広大なひまわり畑は私の憧れになりました。
見たこともないような美しい黄色に染まった畑が強く印象に残り、
一度こんなひまわりの群れを見てみたいと、ずっと思っていました。
ですが、恥ずかしながら、肝心の映画の内容については記憶が薄くて、あまり覚えていません。
そのひまわり畑がウクライナだったことも知らず、
ひまわりの花の下に戦死した大量の遺体が埋まっている事実も知らず・・
この度の復活上映の話題で、改めて当時の現状を知りました。
そして、大人になってから、憧れのひまわり畑を見に行きました。
山梨県の明野村でしたが・・。
(現在は町になっているのかな?)
そんな思い出もあり、今こそ見るべき?「ひまわり」を
もう一度観たいと思い、先週Amazonプライムビデオで鑑賞しました。
ひまわり畑のシーンは、思ったより短くて・・
こんなに少なかったかな~?という印象でした。
戦争を知らない世代の私たち。
1970年代のあの頃、
戦争なんて非現実的な世界と感じていました。まるで夢物語のように。
こうして生きている今の時代に、
「ひまわり」と同じような悲劇が繰り返されているなんて、信じがたい現実です。
望むことは、「平和」・・平穏です。
人間のエゴによって、ひとの命も愛も人生も引き裂かれてはならないと思います。
毎日お祈りしています。
この歌のような世界が来ることを願っています。
ルイ・アームストロング 「素晴らしき世界」
↓
風さんのお兄さま
藤井空さんのピアノカバーもよろしければ、ぜひ♪
↓
ご訪問いただき、ありがとうございました