ところで、
夫は変わりました。
昔と違って随分と丸くなりました。
角が取れたといいますか、
そこそこ温和になりました。
(性エネルギーが衰えたせい?いえいえ・・笑)
これは全て、子どもと孫のお陰です。
しかし、孫ができると
人間こんなにも変われるものでしょうか?
自分の子どもを育てている時には、
三角の目をした厳しい
吠える狼?ライオン?
という感じだったのが、
今では
まるで目尻の下がった
デレデレの優しい羊か??
といった変貌ぶりです。笑
孫が可愛くて仕方がないようです。
この連休に孫たちと会えなかった夫は、
一体いつになったら会えるんだ!?
○○が愛しくて愛しくてたまらない
ああ、早く会いたい!
と、夫の口(毒舌)から
似つかわしくない言葉が漏れます。
父性ならぬ、
このただならぬ爺愛(じいあい)は
一体どこから来るのでしょう?
父親の愛情を殆ど知らずに育った夫は
自分の子どもを育てる上で
父性が芽生えるのが遅かったと記憶しています。
当時、夫と私の間で
どれだけの苦悩があったか分かりません。
それが今、この爺愛です!!
(祖父愛と言うべき?→ここはあえて爺愛と呼ばせてください)
体中から孫への愛情が溢れているのです。
それは(異常なほど)情熱的に見えます。
孫に接するそんな父親の姿を見て
口々に息子たちが言ったのは、
なにあれ?
信じられない!
俺たちの時と全然違うじゃん!
どんだけの変わり様なんだよ!?
やりたい放題何しても怒らないなんてあり得ないでしょ!?
昔から夫を知る人は誰もが全員驚きます。
そんな中、私は淡々と冷静に?
意外と平常心で接しています。
母性は、常に安定している?のか
(個人差はあると思いますが、不明)
婆愛も安定的です。
私の母性は、やはり子どもに向かうようです。
(そりゃそうよね?)笑
もちろん夫同様に孫愛はありますが、
自分が出産した子どもへの母性愛は
また異次元のようです!
(特に男児に)
そして夫の父性は、
やはり娘に対して
絶大なるものがあります。
これもまた別格なのは明らかです。
その中に私は介入できませんから。
(う~ん、上手く表現できなくてもどかしいですが伝わるでしょうか)
私たちの父性も母性も
永遠に消えることはないんだろうな・・
と今は思っています。
長い歴史(ファミリーヒストリー)の中で実感するのは、
私たち夫婦の
ぐちゃぐちゃに絡み合っていた糸が
徐々に徐々に解されたのは、
間違いなく
子どもと孫の存在があったからです。
もつれた細い糸が切れずに
かろうじて繋がった状態
・・でしょうか。
毎年母の日に
子どもたちからお花が送られてくるので、
二人からは貰い慣れているのですが、
今年はまさかまさかの
末っ子君から??
春、引っ越して行った息子から
初めて届いたカーネーション
それを見た夫は、
えっ?あいつから?
あいつがそんなことするなんて
雪でも降るんじゃない?
と言って笑っていましたが
私はなんだかジンときて
泣きそうでした。
嬉しいというより、
えっ、あの子がこんな
しおらしい事してくれるんだ・・
という驚きと感激で胸がいっぱいで。
(胸キュンキュン)笑
こういう時にも、私の内なる
母性本能がじんわりと
滲み出てくるのでした。
まだまだ成長過程の未熟な両親(夫婦)を
父性母性ともに
ここまで育くんでくれた子どもたちに感謝です。
ご訪問いただき、
私の拙いブログを読んでくださり
ありがとうございます。
感謝いたします。