どうも、トイレ掃除がワイフワーク。秋山です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

この記事は前回の投稿、

 

『欲まみれトイレ掃除 ブラシ編』

 

の続きになります。

 

 

 

もし、この記事を読んでくれているあなたが

 

まだブラシ編をまだ読んでいない場合は

 

前回の投稿から読んでいただけると話の流れがつかめると

 

思いますので是非チェックしてみてくださいね!

 

 

それでは、私のトイレ掃除素手デビューの顛末を

楽しんでいただけたら幸いです。

(写真を見たくない方がいたらごめんなさい…)

 

 

 

 

中古デジカメ転売のビジネススクールに入校したことが

きっかけで知ったトイレ掃除で金運アップ。

 

 

 

 トイレ掃除をすると臨時収入がある

 

 

 

という言葉を信じて、トイレ掃除を習慣にしました。

 

そしてトイレ掃除を習慣にしてから初めてビジネススクール

のセミナー日を迎えました。

 

セミナーとは月に一度スクール生と講師で集まって

成果を報告しあい、次の一か月の目標を立てたり

情報交換をするものです。

 

会場は東京にある東京メトロ浜松町駅のあたり。

 

私が住んでいる静岡の片田舎から車と電車を乗り継いで向かいます。

 

いつもは交通費をケチり高速バスで3時間ほどかけて向かいますが、

その日は寝坊してしまい新幹線で行くことにしたのです。

 

急いだ甲斐あって、無事に間に合う「ひかり」に乗れました。

 

 

 この事に感謝してトイレ掃除するか!

 

 

とすっかりトイレ掃除が板についてきた私は

用を足す気もないのにトイレに向かったのです。

 

ガラッと扉を開けて入ると便器には茶色い筋がこびりついていました。

 

それを見た瞬間

 

 

 やったぜ!これはついてる!

 

 

と心の中でガッツポーズをしました。

 

というのも私はトイレ掃除をする時に

汚さに応じて値段を設定していたのです。

 

 汚れだらけのトイレは5万円

 

 綺麗なトイレは300円

 

というイメージです。

 

これだけ汚いトイレを掃除したらこれくらいの

臨時収入があるでしょ!

 

という頭の中の貯金額。

 

トイレ掃除をするたびに頭の中の残高が増えていきます。

この貯金額を増やしていくのが楽しみでした。

 

これは私にトイレ掃除を教えてくれた夜ツタの櫻庭露樹さんが

トイレ掃除を実践し始めたころにやっていた

トイレ掃除の数値化です。

 

理想はトイレをお金で数値化することなく

ただただ感謝の気持ちですること。

 

(櫻庭さんはある時を境に、トイレ掃除の際にお金の事を

考えなくなったとおっしゃっていました。)

 

この「トイレに値段を付けて掃除する」ことが

面白いと感じた私はマネをしていたのです。

 

新幹線のトイレを見た私は

 

 (これは3万円コースだな!)

 

と内心ほくそ笑みながら掃除をさせてもらいました。

 

 

そうして会場に到着して予定通りにセミナーが始まります。

順番に仲間が今月の成果を発表していき、私の番が回ってきました。

 

そこで私は今月の状況を話して意見を貰い、

余った時間で

 

・夜ツタに影響されて最近トイレ掃除を始めたこと

・ここに来るまでの新幹線のトイレを掃除してきたこと

 

などを話しました。

 

この時、私の担当の講師がニヤッと笑った事が気になりました。

 

 ラジオの影響を受けてトイレ掃除をする私を珍しがっているのかな

 

とその時は思いましたが、そうではなかったのです。

 

 

発表が終わった後、私のスマホに担当講師から一通のメールが届きました。

 

メールを開くとチャットワークで作られた『 あるグループ 』への招待でした。

 

そのグループは

 

 

 トイレ掃除グループ

 

 

ビックリしました。

 

私の他にもラジオを聞いてトイレ掃除を始めた人がいたこともそうですが

同じスクール内でこんなグループが出来ていたなんて!

話を聞けば夜ツタを聞いてみんな始めたようです。

 

トイレ掃除なら負けないぜ!と思っていた私ですが

チャットを読んでいくと信じられない事実が分かりました。

 

 

ここのチャットの住人は素手でトイレ掃除をしている

 

 

マジか、と思いました。

 

世の中に素手でトイレ掃除をする人が本当にいるなんて。

しかも一人二人ではありません。

 

講師を入れると10人近くいます。

 

セミナー終了後、場所を移した懇親会で

トイレ掃除グループで盛り上がり

 

 みんなで近くのデパートのトイレ掃除をして回ろう

 

という流れになりました。

 

私はトイレ掃除をブラシでしかやったことがありません。

 

が、みんなは私も当然素手でやっているものだと思っています。

そういう話の流れです。

 

素手でトイレ掃除をすることにかなりの抵抗がありましたが、

「嫌です」なんて言い出せる雰囲気ではありません。

 

実は私だけ素手デビューしていない事は懇親会の会話ですでに

分かっていましたが、見栄を張り

 

 もちろん私も素手でやっていますよ!

 

と大嘘をついてしまったのです。

 

 自分だけ素手でやれていない…

 今さらブラシでやってましたなんて恥ずかしくて言えない・・・

 

私のつまらない意地とプライドも邪魔をしました。

 

そしてみんなは意気揚々と、私は断頭台に向かう気持ちで

デパートのトイレへ赴いたのです。

 

正直にいうと、やってるふりだけして胡麻化そうと思っていました。

洗面所などを掃除してやり過ごそうと考えたのです。

 

しかし仲間の一人が

 

 秋山さんもどうぞ!!

 

と、まだ掃除していない個室を譲ってくれたのです。

 

 イヤイヤイヤイヤ、譲ってくれなくいいし!

 

そんな心の叫びは言葉に出来ません。

逃げられないと悟った私は個室に入り便器と向き合います。

 

不特定多数の方が用を足した便器はパッと見た感じ綺麗です。

 

しかしよく見ると小さい黒い点々が便器の隅についているのがわかります。

座面の裏側にはおしっこが跳ねて黄色くなっているし

水たまりの奥は何やら淀んでいます。

 

 素手でやりたくないなー!

 

と思いつつも後ろには仲間の視線。

 

 もうやるしかない…!

 

と覚悟を決めて手を突っ込みました。

胸にこみあがってくる不快感を我慢しながら掃除します。

 

黒い付着物を親指の爪でコリコリ削り、

水たまりの奥へ手を突っ込みヌメリを落とし

座面裏の黄ばみは紙でふき取りました。

 

ついでにウォシュレットのノズルも出して手で綺麗にします。

 

全てを掃除してザバーっと流すと

言葉では表現できないくらいスッキリしたいい気持ちになりました。

 

トイレの汚れと一緒に

私の我欲や執着といったものも流れていったような気がします。

それくらいスッキリしました。

 

ありがとうございます。

 

という言葉が口からこぼれ、

自然と顔が綻んだことを今でも覚えています。

 

 

今までのトイレ掃除は甘かった。

全然本気じゃなかった。

 

と実感しました。

 

実際、素手で掃除するとなると

トイレの汚れに何倍も気が付いたのです。

 

それと同時に今までのトイレ掃除に取り組む気持ちは

良くなかったな、と反省しました。

 

この日以降、私は素手でトイレ掃除をするようになります。

 

そして手前味噌ですが

以前より物事に対する視点が変わり

色々な事に気づけるようになったと感じています。

特に人間関係が楽になりました。

 

さらに大げさに言うと、人生が好転しているのです。

 

 

しかし、なぜこんな展開になったのでしょう?

色々な偶然が重ならなかったらこうはならなかったはずです。

 

私の担当講師がグループに誘ってくれたのは、

自宅だけでなく新幹線のトイレを掃除する人はなかなかいない

との理由でした。(確か…)

 

その誘ってくれた新幹線トイレ掃除イベントも

寝坊しなければ発生しません。


 

校長がメールで夜ツタを教えてくれなければ

 

私が夜ツタにハマらなければ

 

そもそもトイレ掃除を始めなければ

何も発生しなかった。

 

この日の結果は違っていたはずです。

 

もしかしたら上から見てくれている

トイレの神様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」様が

 

 こいつはブラシ掃除を始めてしばらく経つな。

 そろそろ素手デビューしてもっと豊かになって欲しい。

 でも自分からやりそうもないし、

 ちょっと逃げられない環境を作ってやるか!

 

と粋な計らいをしてくださったのかもしれません。

 

私は勝手にそうだと思っています(笑)

 

毎日辛い事や大変なことがあっても、

 

 烏枢沙摩明王様が味方をしてくれている。

 

そう思えるだけでなんだか幸せです。

この事だけでも大変にご利益がありますね!

ご機嫌でいれば金運アップも間違いなし!

 

 

そういえば、

 

 初めて素手でトイレ掃除すると必ず凄いことが起こる

 

らしいです。

 

次回は私のそのあたりの話をしたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

 

楽しんでいただけましたか?

少しでも楽しんでいただけたのなら嬉しいです。

 

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

次回もよろしくお願いいたします。