昨日はこちらの公演に行ってきました。


牛田くんのシューマンのピアノ協奏曲を目当てに、大阪の堺市まで出かけました。

大阪の難波に着くと、外国人の旅行者の多さに驚きました。

ファン友さんと、南海電車で堺東駅を目指します。

が、ここでトラブル発生。

おしゃべりに夢中で、乗り過ごしてしまいました。

急いで折り返しましたが、時間に余裕がない状況。

駅から会場まで徒歩で8分ほどとのことですが、

迷ってしまって、スマホをみたり、人に聞いたりあせる

時間も厳しくなってきたので、ムシ暑い中、走って何とか間に合いました。



会場のフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)は、2019年にできたホール。


館名のフェニーチェ(Fenice)とは、

フェニックス(不死鳥)を表すイタリア語だそうです。


大ホールは、

鮮やかな赤と黒を基調とした2000席のホールです。



開演前、聞き覚えのある声に耳をすますと、牛田くんの声でした。

会場からのリクエストだったそうですが、

牛田くんは、いつもながらの控え目の声量でしたので、

内容はよく聞き取れませんでした。


2014年6月15日(土)14:00開演

Program

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54

〜〜休憩〜〜

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調
op.74「悲愴」

指揮  山下一史

ピアノ 牛田智大


前にも書いたけど、シューマンは少し苦手であまり聴かないのですが、

Youtubeでシューマン協奏曲を聴いていたら、

この曲がウルトラセブンの最終回に使用されていたと知りました。
(カラヤン指揮 リヒテル独奏)


私の中では、すっかりウルトラセブンの印象になってしまって、

牛田くんの演奏でも、冒頭から物悲しくなってしまいました。

オーボエとの掛け合いが儚げで美しく、

手首がしなる絶妙なタッチに見入りました。

コンクールや、室内楽を経て、
牛田くんの音楽性は益々洗練されていってますね。

会場は男性も多かったので、いつも以上にブラボーの声が多かったです。

温かい拍手が鳴り止まず、牛田くんは何度も応えてくれました。

アンコールもシューマンでした。



休憩の時、初めてホワイエで飲食しました。

時間がなくて、お昼を食べることができず、このままでは、後半の長いプログラムを耐えられそうになかったので。

明るいスペースで、またまたファン友さんと話が盛り上がり、バタバタと席に戻ることに。


後半のチャイコフスキー交響曲は、

眠くならないか心配でしたが、
ホールの音響の良さに魅力されました。

第3楽章が凄まじく壮大で、地鳴りのような迫力です。

この楽章終わりで拍手したくなりますね。

第4楽章もマエストロが手を降ろされるまで、静けさが続き、

大きな拍手が起こりました。


今日のチャイコフスキーは、録音されていて、NHK-FM 「ブラボーオーケストラ」で放送されるそうです。


素敵なホールで、オーケストラを堪能できるなんて幸せなことだと、改めて思いました。



【追記 2024年6月18日】

大阪交響楽団より牛田くんのアナウンスの様子が発信されました。


牛田くん影アナ(大阪交響楽団Xより)