Melody-Hics-DAYS

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ME think....

Amebaでブログを始めよう!
とてもお久しぶりです!
そしてまた久しぶりにものすごーく考えさせられるお話しをしていただいたので、
シェアしたくなり、文字にしています。

今回、お仕事の関係で初めてエジプトの方にお会いしました。

エジプトって聞いたこともある国名だし、
歴史の授業にも出てくるし、
よく映画なんかでもテーマの一部として目にする国だけれど、
実際のところどんな人が今いるのかを考えたことが無かった、、、

イスラム国家であることはわかっていたけれど、
やっぱりピラミッドとか、クレオパトラとか
そんな歴史的な過去の部分しか記憶にあるものがなかった。


今回お会いしたのは自分とほぼ同い年のエジプト人の男の子。
生まれも育ちも高校に行くまではエジプトだったそう。

私が日本で過ごしてきた時間とほぼ同じ時間をエジプトで育った彼。
あまりお金のある家庭には生まれなかったため、小学校もすぐに行けなくなり、
市場で布製品の売り子をしていたそうです。

お父さんはレストラン経営、お母さんは服のデザイナー。
言葉にしてみればとてもクリエイティブな仕事をしているようで聞こえがいいですが、
貧困に苦しむ国でのこれらの仕事は肉体労働そのもの。
日々の売り上げがリアルに生活に影響するのです。

売り子としての日々を過ごしながら、このままではダメだと思い立った彼は、
15歳ぐらいのときにデザインを手がけ、輸入製品を取り扱うビジネスを自国で始めます。
全てはアメリカに渡り、教育を受けるお金を稼ぐためです。

一年以内にはビジネスを成功させ、本当にアメリカにわたり、アメリカの高校に進学。
しかし入学当時は英語を一言も話せなかったそうです。
彼はエジプト生まれ、エジプト育ち。母国語はアラビア語です。

友達も多くできない中、熱心に勉学に励んだそう。
当たり前です。自分で稼いだお金で学費を払い、生活費を払っているのですから。
4年の高校課程を終えるころにはアメリカの全ての名門大学からオファーが来るほどに成長し、
その内の一つであるイエール大学に進学しました。

今でも学内で初めての学生運営レストランを大学にオープンさせたり、
大学で初めて大学生として学内で行われるMBAの授業の担当をもったり、
いまだに学費を自分が行うビジネスで支払っています。


そんな彼がなによりも大切にしているのは、みんなとファミリーになるということ。
様々な場所で出会った人々と大きな一つの家族になることです。

彼は別にエリートの仲間入りを果たすためにアメリカに渡ったわけではありません。
彼は彼の人生を充実させるために、
あの道で布製品をひたすらに売る子供で一生を終えないために、
アメリカに渡ったのです。

自分の夢に億劫になっている人、
自分の未来を不安がっている人、
そんな人を見つけるたびに、彼は声をかけ、自分のノウハウを伝授していきます。

なぜなら彼には身動きの取れない環境に閉じ込められ、羽ばたけない苦しみと、
羽ばたき方を知っているからです。

彼が彼自身に問いかけるのはただ一つ。
今自分がやっていることは「これしかない!」と思えることかどうか。

彼の問いかけに、私自身もものすごく考えさせられました。
私がしていることは「これしかない!」と思えることだろうか。
私は私の現状やスキルに納得できているのだろうか。

考えれば考えるほど私にはまだまだやりたいこと、
やらなくてはいけないことがあると気づきました。


彼と日本で会う最後の日、
彼はエジプトからのお土産をくれました。

彼が幼い頃、エジプトで売っていたものと同じ種類のきれいな織物のスカーフでした。
そのスカーフを彼はとても強い眼差しで、わたしにプレゼントしてくれました。


今の彼は誰の目からみても成功者でしょう。
しかし、そんな彼の一歩がこのスカーフから始まったと思うと、
胸が締め付けられる思い出した。

頑張ってという言葉なんかよりも、
彼のもつそのストーリーとスカーフが
私の背中を強く強く押すのを感じました。

私は今、「これしかない!」と思えることが出来ているのか、
少なくともそこに近づいているか。
日々自分に問いかけ前進していこと思います!

Hikaru