私は本も読んでないし、雑誌も読んでないし、そこまで沢山他のママさんに聞いたりもしてない。離乳食も、主にあげていいものダメなものを見る為だけに借りた。たまに気になる事があったらググる。
多分、産まれる前から、「育児に正解はない」説が自分の中で根強く響いてたからだと思う。
それでもやっぱり、自分も、他のママさんも、みんな他の子供やママさんを見て、比較して、そこで落ち込んだりする事もあれば、自分のやり方が正解だ、と安堵する事もあると思う。でもそれは決して「正解」なのではなく、単純に「今の自分(と子)に合ってる」だけ。
赤ちゃんはすぐ成長し、昨日まで「合ってた」事が合わなくなる。その度に大人の方が取り乱してたら子供の方も余計に取り乱すと思う。
赤ちゃんと犬は同じじゃないと怒る人もいるかもしれないけど、私としては、通ずる物がある気がする。
私は今の犬を飼い始めた時、狭い部屋で一人暮らしでよく出張もあった。(まずそんな状況で飼う事が無責任かもしれないが…)
だから私にべったり、私がいなきゃ寂しくて死んじゃう、ような子にはしたくなくて、適度に厳しくして、逆境に強い子にしたかった。
結果、人と他の犬に吠えまくるめっちゃ気の強い子になったけど、2歳の時に日本からオーストラリアに引っ越す為に飛行機に3回乗り、検疫施設に丸1ヶ月入れられてたけどとても元気にいい子にしていた。新しい環境にもすぐ慣れた。
私は娘にも逆境に強い子になってほしい。なんでもママやパパがいないと怖い、無理って子にはなってほしくない。なぜか潜在的に私はそう思っていて、まだ生まれたての時から「私がいなくなっても大丈夫なように」と考えて手厳しくしている時が多い。もちろん、私はいなくなる予定もないし、仕事にも週一程度で戻るだけで、基本的にはずっと一緒にいる。だけど「人生何が起きるかわからない」という考えが根強い事と、きっと実際、ママパパがいなくても平気!って子に育てた方が私や周りも楽になると思うからこそ、まだベイビーな娘に厳しいのかもしれない。
私は背中と腰が悪い。なので長時間の抱っこが辛い。私が身体を壊したら娘を含むみんなが困る。この考えが私的には正解。私がイライラすれば娘もそれを感じる。私が動けないと家事ができない、娘の面倒も見れない、誰もが困る。だから私が1番。私がハッピーで元気でいる事で、娘もハッピーに面倒も見てもらえる、家事もこなせる、それによって旦那さんもハッピー。身体を壊してから、娘に「ママは今辛いからちょっと甘えるの我慢してね」と言い聞かせれる年頃ならまだいいかもしれないけど、まだ赤ちゃんで、普段すぐ抱っこ、すぐ構ってあげる形式にしてたら突然それをしなくなったら赤ちゃんは理解出来ずに泣き苦しむ。だからこそ、私は普段から、もちろん状況は見極めて(お腹空いてないか、うんちしてないか、どこか痛くないか)構う時は構う、単に甘え泣きの時は心を鬼にして放置。一応ママが近くにいるよと声はかけるし近くにはいるけど、抱っこはしない。寝る時もおしゃぶりとクマのぬいぐるみを抱っこすれば寝れるのはわかってるから、抱っこしないと寝ない、という癖はつけないよう、寝にくそうにしてる時は背中トントンしてあげるのみ。抱っこしたら一発なのはわかってる。だからこそ「抱っこ=必殺技」にしたい。
最近自力で座る事も覚え、ハイハイもしだすようになり、コロンと倒れる事が増えた。もちろん最初は驚いて泣いてたけど、私が多分そこまでヨシヨシしなかったから、今は本当に痛かった時じゃないと泣かなくなった。
母乳とミルクの論争。
これも産院だったり小児科医だったり、母からの言われだったり、義母からの言われだったり、みんな大悩みすることだよね。母乳は自然、免疫力上げるし、万能薬にもなるし、経済的だし、自分以外、出かける時に哺乳瓶とか持ち歩かずに済むから楽。
私も母乳でいけたらと思って、妊娠中からしっかりおっぱいマッサージもやってて、幸い、産後すぐから母乳が出て、それが珍しいわけではないけど、出ない人も多いと聞いて、勝ったような、嬉しい気分になった。「完母」と聞くとよく頑張っていて優秀というイメージがあるけど、多分実際のとこめっちゃ大変。更にそれがストックも出来ないぐらいすぐ欲しがる子で、更に哺乳瓶も受け付けない子だと。誰にも預けれないし、多分すぐに欲しがるという事は一回で満足いく量が出てないから(私の見解)。
私は割とすぐ、娘が一回に満足いく量が出てない事に気付いて、ミルクと1ヶ月か2ヶ月頃から混合にし始めた。でもそこにたどり着くまでにすごく自分との葛藤だった。だって、周りは母乳が1番って言う。でも足りてないから常に吸わせていて、やっと寝ても搾乳してストックできる程はたまっていない。常に吸わせているから自分も寝不足、娘も寝れずに不機嫌、悪循環。旦那さんにも何度ももうミルクにしようよと言われたけど、いや、まだ、きっともっと頑張ればもっと出るはず、と思い頑張ったけど、とうとうこれじゃ悪循環過ぎるし、私がひと息つきたい時に預けれない、とと思い、ミルクと混合でいく事に決めた。せめて混合なら、免疫力もまだつく。ある意味、諦めとも取れるけど、その諦めが大事だし、私を救った。
娘が謎の熱を出した時に行った病院の先生に、ミルクと母乳の混合にしてると言ったら、「ミルクでも母乳でも、飲んでるならいい。fed is best(食べるが1番)だから。それに今時のミルクは免疫以外、全て栄養は整うようになってるから。混合だったら母乳も飲んでるから免疫もつくし。」と言われたのが嬉しかった。分かっている事だし、自分で決めた事だけど、ちゃんと医者にもそう言ってもらえた事が嬉しかった。
母乳で受け継げる免疫力も半年までと知っていたから、母乳も半年まで頑張ろうと思い、きっかり半年でやめた。娘も哺乳瓶でミルクを飲む事に抵抗はなく、おっぱいに執着もない感じだったので、私はいいタイミングだったと思っている。
自分の「母乳かミルクか」体験を経て思ったのは、母親(自分)以外は黙ってろ、でした(笑)fed is best、ちゃんと食べてれば(飲んでれば)それがミルクだろうが母乳だろうがどっちでもいい。育つから。
それに関しても、「私が1番」。私が頑張りすぎて母乳にこだわり過ぎて寝不足でヨボヨボで身体壊したら元も子もない、みんなが困る。私が元気に、娘の事をちゃんと見れる状態を作るのが1番。それでなくても出産という壮絶な体験をしたばっかりで必然的に色んなところが痛みしんどい思いをするのに、更に母乳にこだわって自分の首を絞めるのは酷過ぎる。
母乳ミルク論争にしても、育児にしても、「正解」はなく、いかに自分に合った事をするか、だと思います。
私も絶対今日なり明日なり、来週なり来月なり、次々新しい事をしだして成長する娘に頭を抱える事は多くなるばかりだと思うけど、その都度、自分と娘に「合う」、自分にとっての「正解」を導き出したいと思う。