胸骨正中切開手術から５年。
２ヶ月に１度の経過観察受診の帰り道です。
今日はレントゲンを撮り、再発も転移もなく、無事終了しました。
「５年経ちましたね。早いですね。」と主治医。
「私は、やっと５年。目標だった５年がやっときたんだという感じです。手術をしてくださった前の主治医の先生に、
お陰さまで手術前と全く変わりない生活を送れています と、私がお礼を言っていたと伝えて下さい。」と話しました。
「時々、きょうこさんの話するんですよ。ちゃんと、診てくれてる？君に任せたんだからね。きょうこさん、元気にしてるの？
って。」
「私のこと、覚えてくださっているんですね。」と、答えると
「うん。きょうこさんは、本当に少ない症例の患者さんだからね。その中でも、こうして何事もなくお元気にされているのは、
更に、ごく少数だからね。」と。
そして、これからのことが決まりました。
毎年、１２月にＣTと血液検査。
６月にレントゲン。
「半年に１度ＣT撮らなくて大丈夫なんですか？」と、不安で聞いてみるも
「胸腺癌は、進行が速いので再発や転移するなら、とっくにしている。だから５年で大丈夫と言いたいところだけど、この間話したように海外で７年半で再発した例があるので、念のためにね。
１年に１度で、充分ですよ。」との説明だった。
５年前と現在。
次女の独り暮らし。
義母との別れ。
長男、三女の大学受験。
そして、長女の結婚。
次の５年の間にはどんなことがあるかな？