私は、やっぱり稀らしい | きょうこのブログ……胸腺癌 発症、手術、その後

きょうこのブログ……胸腺癌 発症、手術、その後

胸腺癌の発症、手術、術後、経過観察を書いています。症例の少ない癌なので、私のブログを通じて、胸腺癌本人、ご家族、医療関係者のみなさまのお役に立てたら幸いです。

今日は休暇を取り、2か月ごとの経過観察日で病院へ。


レントゲン画像を観ながら
「うん。大丈夫ですね。」と。

ホットしていると主治医は
「実は最近、胸腺がんの研究が急速に進んでいます。」
と、話始めた。

そして、「きょうこさんは、とても稀なケースなんです。どのくらい稀かと言うと
日本国内では、きょうこさんともう一人。
海外では男性一人だけなんです。
胸腺がんというのは、Ⅲ期、Ⅳ期で発見されるもので、発見時には転移していたり
Ⅱ期でも肺や心臓にかかっていて 放射線や抗がん剤を行いそれでもなかなか予後が厳しいものです。
学会で発表されている胸腺がんの患者さんで、放射線や抗がん剤をせずにお元気にされているのは国内では二人。そのうちの一人がきょうこさんです。

近いうちにもう一人の方の論文が出ます。
それを見ないと、手術から何年経過しているかなど詳しいことはわかりませんがきょうこさんとその方だけなんですよ。

そして、もう一人は海外の男性です。
ただ、残念ながら手術から7~8年後に
再発しました。」と。


(やっぱり。やっぱり再発しちゃうんだ)
という私の呟きに

「あっ、心配させちゃいましたね。
でも、大丈夫です。その男性は再発後放射線治療をして、今、CT画像でわからないくらいになって元気にしておられます。
しかも、その男性は10㎝の腫瘍でしたが
きょうこさんは、5~6㎝だったんですよ。
こうして今、きょうこさんは、再発することなくとても元気にしている。
大丈夫!」と。


主治医の言葉の中でわかったこと。

○最近、胸腺がんの研究が急速に進んでいること。
○私は、国内では二人しか存在していない
稀なケースであること。

心の中で思いました。
(後、2か月で手術から5年。そしたら、
私のこと、学会で発表したり論文にしていただたいても いいですよ。是非、私の主治医として、私のケースを広めてください。
役立ててください。)  と。


次回、10月12日、2か月ごとの経過観察 最後の日です。