昨日、上原ひろみがテレビに出てた。
なんというか、ピアノ弾いてるときの雰囲気がすごいのね。
オーラってやつなんでしょうか。
いやそれだけじゃないだろう。
もうなんていうかね、この人こそがピアニストなんでしょうね。
一曲ノーカットで流れたのですが、
映画のような感じ。風景が見えてきそうなくらいに。
たまに「世界観」みたいな言葉を芸術関係のことで聞きますが
まさにその「世界観」に引き込まれるというか、呑み込まれるというか。
インタビューを見ていて「この人は本当に練習しまくってるんだな」と。
ひとつのフレーズのために四時間なんて、って思うけど、
それだけ完璧を追求してるってことですよね。
そうやってたくさん練習して培った技術の上に、表現力。
しかもその表現力についても自分が何をすべきか見据えてる。
だからバークリー(アメリカの音大)行く前に日本の大学で法学部行ってみたり。
もう完全に音楽に自分を捧げてる感じ。
ここまでの覚悟があって音楽やってるひとってそうはいない。
そういうのも音に出るのかなぁ。
自分に立ち返ってみれば、どっちもないなーとしょげてみる。
ベースでどれだけの表現力を出せるかもわかんないけど。
でもおすまししてベースを弾くなんてことは性に合わないので
まずは楽しいなーって気持ちだけでも音にのせられるようにがんばろーと思ったみたりする。