首里の高台に、
meleponoapartment桃原
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「水が好き」という気持ちがずっとある。
山奥の、人知れず流れている沢の精になりたいな、というイメージのようなものもずっとある。
悲しいことがあると、近所の小さな小さな小川(多摩川から水が引かれている小さな用水路)の水の流れをただじっと眺めているだけで自然に心が落ち着いた。川底に石があり段差になって水が盛り上がり下に流れていくとき、水面に光が当たってきらきらしている。その光が当たる部分をすごく愛していてずっとずっと見ていたいと思った。
水の音、も今心に思い浮かべるだけで心がすっとしてくるし、
泉、滝つぼ、神秘的なまあるい大きな湖、池、雨、雪解け水、全部好きだ。
綺麗な水から作られる蕎麦もお酒も全部大好き。水はどこからか湧いてきて流れてきて循環しみんなを潤し、どんどん流れていく、という事実になんだか勇気づけられる。
そして透明なところも、冷たいところも好き。水の中に入ったときの水の抵抗も好き。
朝露の一滴や、雪のひとひらのことを考えるだけで、嬉しく満ち足りた気持ちになる。
昨日、福島の水源域まで、自ら沢登りをして写真を撮っている方の写真と、
そこで友人菅間くん達が演奏をしているのを聴きに行った。
その体験が、すごく、今、自分にとっていいものになった。
福島の山奥を流れる川、いちばん源の、水が湧いてくるところには、ただ、水が流れていた。
ただ、それだけの展示だった。
けど、その写真を見ながら、菅間くんたちの音楽を聴いたことは、すごく大事な時間となった。
菅間くんは「僕みたいな人がいちばんやっちゃいけないことなんですけど」と言いながら、彼が聞き手となり、その写真家本郷さんと、トークショーのような時間をやってくれた。
そのトークの時間が、全然普通のトークショーじゃなくて、けど本当に胸を打つもので、泣いた。
菅間くんは、「僕は、強い表現が苦手なんです、弱いから」と言った。
このときの「弱い」という言葉は、否定的なものではなく、事実として、「弱い、優しい、ジェントル、ソフト」というように、物理的に力が弱く、優しい、というものとして私は受けとった。
菅間くんは、なんでこういうことをやっているんですか、ということを、写真家の本郷さんに向かって繰り返し問う。
本郷さんは、「どんな意味があるのかと言われるとなんの意味もなくて、ただ本当に流れている水を持ってきた、そこだけをやろうと。
けど行ってるときはすごく楽しくて、こういうところに行けるのは嬉しいな、という喜びがあって、だから行く。
その楽しさがなんというか、深い楽しさというか。けれどなんでやっているかと言われると、わからない。」と言う。
登山道ではない険しい道を分け入って、野宿しながら、淵が現れたら泳ぎながら、いちばん水源まで、たった一人で向かう本郷さんの姿が目に浮かぶ。
「深い楽しさ」
菅間くんは、「これは、僕が聞かなければならなかったことで、いちばん聞きたかったことです。
今日の会をやることも、ものすごく葛藤があった」と言う。菅間くんは音楽を奏でる人である。けど「これをやってなにになる、どうしたらいいんだ、この気持ちの割り切れないものは、と。」みたいな思いがあったことを、そのまま、語っていた。(私は、自信満々に自分はこういう表現をやってんですよ、という活動をしている人達よりずっと正直で素直な菅間くんが好きだと思った。)
「でも本郷さんは、(ただそこに行って写真を撮ってきているだけで)、何も否定しない。ただ水源が美しかったんでしょ?
これがね、ただ、たすかるんですよ。」
と、菅間くんは「たすかる」という部分に声を強めて言った。
「僕は、ただはっきりした答えが聞きたいんじゃなくて、ただ本郷さんの声で、「わからない」ということを話してくれるだけで、良かったから。」
普通のトークショーでは全然ない。男二人が「わからない」と言っているだけなのに、私は聞きながら泣いていた。
この会は、菅間くんがどうしても本郷さんという人の存在をみんなに知ってほしくて、自らがいろんな人の協力を得て実現した会だそうだ。
福島の水源域の写真、美しい水の写真たちと(もちろん放射線量は、以前と変わっている)、
その写真が飾られている場所で、菅間くん達が、水のように自然で美しい、弱い小さい音の音楽を奏でる。
そして、「どうしてこういうことをやっているかは、わからない」と話す。
文章で書くと陳腐に聞こえるけど私はその場にいれて良かった、と思った。菅間くんと本郷さんという人の声・話し方・空気に触れられて良かった。
私は水を愛しているけれど原発事故後の福島の水源域に行く勇気はなかった。また福島のことや放射能のことや震災のことを、自分の中でどう消化していいか、割り切れない思いのまま、日々過ごしていた。どう考えていいかわからないまま、放置していた、傷のような部分があった。確実に傷ついたままでわからないままだけど、毎日は続いていくので少し遠くに置いていた。
そして人々によって変なストーリーや変なシールが貼られた福島についてのあれこれとは距離を置きたいと思っていたし、またそれとは少し関係ないことだけれど「何かを表現する」ということのエゴイスティックな側面に日々疲れてもいた。
しかし写真で見る福島の滝つぼや水が湧き出るところは、ただ美しく、見ていると単純に元気がもらえた。「写真」というのは時に強すぎたり撮る人の何かが入りすぎて疲れるものもあるが、モノクロのその水の写真達は、とても自然で、ただ水が写っていた。すごく綺麗だった。
それに、私も、たすけられた。「わからない」という思いは私もそのままだけれど、そこまで行って、写真を撮ってきてくれた人の声を生で聞けて、「わからない」と言っているのを聞けたのが、よかった、と思った。
そして、小さな音の水のような音楽は、本当に素晴らしかった。
会の最後で、本郷さんが、あの水源の水、一粒一粒が、この音楽を喜んでいた、と言った。
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水源域・福島 本郷毅史×sui sai ,権頭真由
下記リンクの本郷さんの文章が素晴らしいです れおくんとまゆさんとの演奏本当に本当に素敵でした
https://www.facebook.com/events/623291717865733/permalink/626389067555998/
菅間一徳
http://sewing-chair.com/profile.html
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