大阪市立デザイン教育研究所にオープンキャンパスに行ってきました!
こんにちわ~!今年の夏は、じわーっと暑くなってきてあっという間に秋になった様な気がします。朝晩が冷え込みが強くなり始めて、体調を崩される方もおおいのではないでしょうか?窓はしめて、掛け布団はおなかまで着て寝る事をお勧めしますʕ•ᴥ•ʔさて、わが娘と共にオープンキャンパスを回る日が続くのですがそんな中で、大阪デザイン教育研究所に見学に行った話を書こうかと思います。大阪市立デザイン教育研究所どんな学校?その歴史は古く、大正12年デザイン・造形教育をいっそう深く充実させるための修業年限2年の専門教育機関として設立された学校です。ざっくりいうと、大阪市が運営する、公立の専門学校といった形です。どんなことが学べるの?お話をお伺いした所では、独学では習得できない様な分野を特に授業では習得できるそうです。私が特に、ここがこの学校の強みだと思う箇所を抜粋します。 ディスプレイデザイン・商業建築設計・住宅設計で定番のベクターワークス 空間デザインのプレゼンテーションにおいて重要なCGパースを3dsmaxを使用して作成 カーデザインの基礎知識の習得を通じて、コンセプトメイク・アイデアスケッチ展開・レンダリング・プレゼンテーションまでのスキル タイプフェイス・シンボルマーク・ロゴタイプ・ピクトグラム・ダイアグラムなどのSPツールなどの制作実習 CAD上記の学習については、社会にでてからの強みとなっているそうでベクターワークスがさわれるだけで、プロジェクトを任されたという実例もあるとか。かなり実務に近い内容だとお話されていました。講師講師の中には、一流自動車メーカーでカラーコーディネーターをしている先生がいるそうでその方は、京阪電車の紺色の特急列車のカラーデザインをされた方だそうで、内装のカラーや、つり革の色も「この色でないとだめ!」と社長を押し切り、5万個やらのロット単位でないと注文できないつり革を作らせてしまったとかw(倉庫に何万個と眠っているらしいw)プロジェクト内容学生がチームを組んで、実際の企業からの案件を解決していくそうで、社会に出て即戦力となれる様、企業や行政から依頼を受けてクライアントと共にデザインを完成させていくものです。生徒がクライアント先へ出向き打合せを行い、相見積もりを数社とってから予算組みをして、クライアントの意向に沿ったものを作ります。<依頼の一例>化粧品やさんのディスプレイ町おこしの為のリーフレット制作商店街活性化の動画制作このプロジェクトは、商店街の良さを動画にとり、編集して広報するというものでしたが全ての商店の方が賛同しているわけではなく、中には撮影を拒否されるお店や「いまは映りたくない人がいるから後で」「忙しいから撮影NG」といった難しい環境の中、生徒達は動画を撮影していたようです。編集、ナレーション、プレゼンテーションという風に、クライアントへアプローチしていく準備をしていました。和菓子やさんのパッケージその他・地域の広報誌・駅のハロウィン祭りの飾りこんな感じで地域密着が多い印象でした。就職について学校の内容や、就職先などをお伺いすると(TOYOTA、HONDA等)への内定者もいました。1年生の入学直後に自動車メーカーへエントリーして、早いうちから自動車メーカーへの就職を目指すコースを進むことができる。実際に自動車メーカーのデザイナーが学校に来て、適正のある人を選抜してくれるとの事。他の大学とは違い、1年生が3回生の様なシステムで1年生のうちに就職先が決まる人が多数。マイナビなどのエントリーでは、なぜかデ研の生徒は書類選考がなくデザイン提出から選考に参加できるらしい。自動車メーカー応募についてここで触れておきたいのが、自動車メーカーへの応募についてです。自動車メーカーへの応募用ポートフォリオ制作というのを、入学前課題としているそうです。なぜかというと、4月の上旬に自動車メーカーはエントリーを開始して、梅雨までに早々と締め切るらしく、入学前からポートフォリオを作っておかないと、エントリーに間に合わないとか。自動車メーカーが募集している職種は、明確に何職と決めらているわけではないらしく、入社してから研修等で適性を見て、この人はデザイン職、カラーコーディネート職、内装デザイン職といったように、多くの分野に配属されていくそうなのです。なので「自分は自動車メーカー希望じゃないよ」って人も応募してみないと、自分がどの職に適性があるかわからなく、適正があるのにその可能性を捨てることになってしまうので、全員応募してもらっているとのお話でした。また、選考で良いと言われた作品は、必ずしも絵がうまいわけではないのです。実際に過去の生徒のデザイン案をみてきましたが、絵のうまい方でもダメな人もいれば、お絵描きレベルのデザイン案が素晴らしい!と言われたりするようで、一体なにを基準としているか先生方もさっぱりわからないそうなのです。先生も首をかしげていました(笑廊下に1枚ずつ説明しながら並べて、これが良くてこれがダメだったやつでーと、沢山広げてみせてくれました(笑自動車メーカーのデザインリーダーに、良い!と言われるかもしれないので、就職を希望していようがしていまいが一応みんなエントリー案を出して、自分の実力を見てみるのをお勧めしますと、おっしゃられていました。春になると、先生の元へは自動車メーカーから挨拶に沢山来られるそうです。「先輩に、デ研の先生が面白いからあっておけと言われました!」とくる人が多いそうです。お話をお伺していても、先生のお人柄と面白いと言われる理由が伺えるきがしました。現状デザイン分野を目指す学生に有利な就職状況や、授業も多く見受けられたのですが、先生がおっしゃるには、ここ近年某市長の事業仕分けで廃校と決定した過去があり、そこから有能な学生の獲得が難しくなり、定員を割る年もあるそうです。つまり、まったくデザインやデッサンを経験していなかった、普通科の学生も入学してくるようになり、高校で専門的に学んだ学生が、その普通科の子たちをカバーする形でなりたっているとの事。また、財政的に厳しく大阪市からは補助が雀の涙で、企業からの依頼を受けないと、運営が厳しくさえあると。金銭で受けると収益があがり、それはそれで問題らしくて、材料を企業に出してもらい学校に持ち込んでそれを制作して納品する。というのが実態だそうです。「ただ、よその専門学校でも同じ様に普通科から来る事はあり、他所と比べるならば、デ研の実習の方が優位性がある」と言われていました。しかしながら、クライアントの意向が強く、自分らしいデザインができるかという点については、難しいそうです。お仕事をするという事は、「自分の自由な物をつくっていい」というわけではないという事を、目の当たりにするようです。校内の様子まとめ 他所ではやっていないような、独学出来ないものを学べる。 就職先に独自のコネクションがあるようなにおいがする。 自動車メーカーへ就職している人もいる。 適正がない場合は早期に解り、別の道を模索できる。 普通科の生徒も来るので、グループワークが大変である。 楽なプロジェクトばかりを選ぶと、点数が少ないらしい。 クライアントありきのプロジェクトなので自分のデザインはできない。 1年のうちにほとんどの人が就職先を決める。 就職先が決まったあとのモチベを保ちにくいらしい。 入ってからギャップを感じる生徒が多数いるらしい。 入試で厳選できた時代から、定員割れで誰もが入れる時代へ変化している。伺って来た内容は、大体こんな感じでした。芸術系高校からの生徒なので、個別に先生からじっくり説明をして下さいました。13時に説明を開始し、校内案内含めて16時まで3時間もかけて下さいました。個人的な感想先生が魅力的だなと感じました。また、地元への就職も強そうに感じました。しかし。自分の目的を明確に持った生徒が、自分の事もやりながらなんとなく入学した生徒の面倒がみれるかというと、やはり難しいかと思います。オープンキャンパスへの案内も、お知らせ欄でしか確認できなかったので本当にその学校に、見に行きたいという思いがないと見つけられない様になっているなと感じました。先生にその点を伺うと、やはりあえて解りにくくしているそうです。入ってからギャップを感じる生徒が多数いるそうなのでもっとよく考えて入れば・・と後悔する事のないようにちゃんと下調べをしてから、自分の目で見てしっかりとした将来を考えて納得した上で、入学するかどうかを決めてほしいと思います。この記事が、デザインを目指す若者の目にとまり学校を選ぶヒントとなれば幸いです。PS:Webデザインの実習コースは、人気がないんですって。ショボーン(´・ω・`)