子供の頃、田舎に遊びに行ったときにたまに会う遠い親戚の同世代の男の子がいました。
子供の頃の彼はとても頭のよいしっかりした活発な男の子でしたが、
多感な時期に彼自身には全く責任のない家庭の事情に振り回され、
高校生くらいの頃から様子が変わり、高校卒業後は数年に亘って今でいう「ニート」のような生活になって
しまいました。
彼の消息を聞いたとき「いい年していつまでも親のすねをかじってフラフラしているのってどうよ」という気持ちはありましたが、「あの環境ではやけになってしまう気持ちもわからんでもない」ことも事実。
「いい加減にしろ」と思う一方「気の毒だな~」とも思っていました。(本人には言いませんが)
たまたま他の親戚(私や彼よりは少し年下)と話していて彼の話題になったとき、その人は
「気の毒だとは思う。だけど、自分の人生に責任とれるのは自分だけなんだから、いつまでも親のせいにして逃げてても始まらない。もういい加減自己責任。」とピシャリと言ってのけました。
本来の彼はそれがわからないほど馬鹿ではないことをよく知っているうえに、
幼い頃は「お兄ちゃん」と思っていた人が変わり果ててしまったことに対する思いは、
同世代の私の彼に対する思いとは違ったものがあったのでしょう。
「人のせいにして逃げていても何も始まらない。」
確かにその通り。年下ながら恐ろしい奴です。
人のせいにして、愚痴を言って、誰かに聞いてもらってすっきりすることは悪いことではないけど、
それだけでは何も生まれない。
肝心なのは、そこから自分が何を学び、どう生かしていくのか。
私が同じことを言われないよう、建設的に生きなくてはいけないと思った出来事でした。