ヒューマンエラー。

人為的過誤。
意図しない結果を生じる人間の行為。

過去の様々な重大事故と無縁ではなかったことはかつて日記でも触れた。
インプットからアウトプットまで必ずしも同フロー上でも到達しないという曖昧さが人間のある意味機械よりもたちの悪いところ。
応用が利くことはそれだけのリスクを背負ってる諸刃の剣ということを常に理解しておかなければならない。

さて。
以上のことを踏まえて俺の置かれた現状を述べよう。

 

出社後早々打合せ。

下請の責任者が必至に話してるのだがその口からタバコとコーヒーと前日のアルコールを混ぜたような臭い。
気分悪の悪さで話を打ち切る。
強烈な便意は彼の口の臭さで促進されたものだろうかどうかは定かではないが当然その一因然るべき受け入れがたき切っ掛け、不快感を噛みつぶしながら席を立つ俺の姿に何かを感じてくれればよいのだが、そこまでの過大評価は酷というもの。


しかし堅っ苦しい文章だなぁ。

力抜けよ。
俺。

あ。
屁出た。

ところで。

あ。

うん。

ところで。
屁。
だけだよな。


今朝もインド人もびっくり本格キーマカレーのようなゆるゆるうんこ、そういったわけで気体と一緒に具材も下着に付着してはいないか気がかりではあるのだが、とはいえこの場で確認する勇気なんてものはない。
ここが個室だといってもこのまま下着と尻の狭間、デルタゾーンに違和感を感じたまま仕事を続けるのは精神衛生上の観点からも決して褒められたものではないのだから。

しかし堅っ苦しい文章だなぁ。

でも力抜かないぜ。
俺。
もう次はないんだからな。

(なんだこの台無しなセリフ)

下半身の緊張感から明らかに不自然なペンギン歩行でトイレに向かう俺の姿を社内の連中が見たら辛うじて餃子の薄皮一枚は残ってるだろう権威も完璧に失墜だ。

無事に辿り着くも先客あり。
ノックで促す。

「もう出るから、ちょっと待て」

同僚の尚也の声。
なんだよ、コイツ、現場行ってなかったのかよ。

「あ、出ちゃう、出るわ、すっごいの出る!」

トイレから出るんじゃなくてこれからうんこ出すのかよ。
しかも実況やめろ。



でdえgjぷdrdkjg祖jdかglsじゃかすかぷdkgdkさぷnぷり



何喰ったらそんなシュールな特殊効果音出るのさ。
終わったら出ろ。
すぐ出ろ。

「しかし自分が出た後、すぐ他人に入られるってのは恥ずかしいもので、わかるやろ?この臭いが除去されるまでしばしご歓談を」

何言ってんだ?コイツ。

「アスファルトタイヤを切りつけながら暗闇走り抜ける~って曲歌い終わるころ出るわ」

待てンわ!

「んん♪んんんん♪ちゃらちゃららら」

 

歌詞知らンならもうええって!

 

「消臭力~♪」

TM違いじゃボケ!
塩素系漂白剤より混ぜるな危険だな、コイツ。

「ふむ。いよいよ運命のドラフトか」


落ち着いてニュースサイト見てンじゃねェよ!

「俺らが3年の夏、甲子園まであと一歩だったよな」

お前2年で中退してホストしてたやろwww

「あ、ごめん、また波が来たよジョニー!」

俺はペンギンのまま別棟のトイレへ向かった。
帰ったらぶん殴るリストに彼の名前を極太マッキーで記入しよう。
心に固く誓った。

その後も出会いあり別れありと俺のトイレまでの過程は波乱万丈に満ちていたがそれはまた別のお話。

Fin.

 

なんだこの駄文w